はじめに
こんにちは。
りこぴんです。
教師として日々の業務に追われていると、時間がいくらあっても足りないと感じることが多いですよね。

子育中は、なおさら!
授業準備や書類作成、会議、生徒指導に保護者とのコミュニケーションなど、やるべきことが山積みです。
しかし、少しの工夫で効率化できる業務はあります。
今回の記事では、そんな忙しい教師のための
時短仕事術を5つ!
ご紹介します。



私たちは子育て中の教員夫婦です。
夫婦ともに、担任を持ったり、校務分掌の主任をしたりしながら娘を育てています。
紹介するのは、すべて私たちが職場で実践して、効果があったやり方です。



毎日仕事に追われちゃうなあ……



教職と子育てを、少しでも両立したいなあ……
と思っている先生方。
日々の仕事をよりスムーズに進め、自分や家族、やりたい仕事に時間を割けるようになりましょう!
ではいきます!
時短仕事術5選!
まず結論から。
おすすめするテクニックは、以下の5つです。
- デスクの片付けをする
- 保護者への電話は昼休みを使うことも検討
- 配布物は早めに配る
- 提出物は、すぐに確認できる状態で、出席番号順に出させる
- ICT端末・技術をフル活用



くわしく解説していきます。
デスクの片付けをする
職員室・教室の教員用デスクは片付けましょう。
とくに机上。
効率化を目的にするなら、できる限り、ものを置かないのがおすすめ。
スペースが広く使えて、作業のたびに片付けをする時間が必要なくなるからです。



片付け?時短術じゃないじゃん!



と思うかもしれませんが、急がば回れですよー!
ただ、思わず書類や提出物を積んじゃうとき、ありますよね(笑)
それを防ぐため、「ものの緊急避難場所」はどこかにつくっておきましょう。



私は、机の右側のいちばん上を「とりあえず避難場所」にしてます。
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「とりあえず避難場所」に放り込んでおけば、ひとまず帰り際には机の上をスッキリさせることが可能です。
机の上がスッキリだと、次の日のスタートがスムーズになり、また効率的に仕事が進められますよ。
ただし「とりあえず避難場所」に入れた書類は、数日以内になくすことを目指しましょうね。



整理整頓についてくわしくまとめた記事がありますので、よければこちらも!


保護者への電話は昼休みを使うことも検討
保護者とのコミュニケーションも、教師の重要な業務の一つです。
電話連絡が必要な事態もあるでしょう。
そういうときは、昼休みに連絡するのも選択肢に入れてみてください。
昼休みに保護者連絡がすんでいれば、放課後の時間は空きます。



保護者は、お昼は忙しいのでは?
と思われるかもしれませんね。
しかし、教職のように、すべての仕事がお昼も忙しいわけではありません。
なんなら、
バタバタしてる夕方より、職場のお昼休みのときの方が、連絡は受けやすいです!
っていう保護者の方もいます。
だからもし可能なら、保護者連絡は昼休みまでにしちゃいましょう。
もちろん状況によりますので、家庭環境への配慮をいちばんにしてくださいね。
配布物は早めに配る
みなさん、学校からのおたよりは、いつ子どもたちに配ってますか?
もし帰りの会などでまとめて配っているのなら、もっと早めてみましょう。
具体的には、お昼休みの後など。



教室に届いた瞬間に配ってもいいと思います。
帰る直前のゴタゴタしているときに配ると混乱しますし、配り忘れが出てしまう可能性もあります。
提出物は早めに配っといて、授業後はサクッと下校に移った方が、私たちの仕事時間ができるだけでなく、子どももハッピーです。



授業時間に食い込んじゃうから、よくないんじゃない?
という意見もあるかもしれませんが、私の経験では、授業時間はほぼ削られません。
むしろ帰り間際のバタバタしているときより、サクッと配り終われます。



配布物が5〜6種類を超えるとキツイですけどね(笑)
ただ個人的意見ですが、配りものが多ければ多いほど、早く配ってしまうことを優先させた方がいいです。
提出物はすぐに確認できる状態で、出席番号順に出させる
提出物は、すぐに確認できる状態で、出席番号順に出すように指示しましょう。
チェックを効率化させるためです。



提出物を集める際の手間が省け、採点や確認作業もスムーズに進みます。
実際に私や妻がやっていたのは、
- プリントやテスト類は、上から出席番号順になるように、重ねて提出させる
- 宿題ノートや連絡ノートは、開いた状態で、右から出席番号順にブックスタンドに立てて出す
など。
テキトーに提出させるより、確実に確認作業の効率を高めることができます。
ちなみにですが、こういったルールを指示したとき、いちど



えーっ、いちいちめんどくせぇーっ
っていわれたことがあります(笑)



高学年を担任したときですね。
まあ気持ちはわからんでもないです。
でも、
こっちが早めに提出物のチェック終わらせた方が、みんなが話聞いて欲しいときとか、手助けが必要なときなんかに、サッと動けるでしょ?
提出物のチェックなんかより、みんなとかかわる時間を大切にしたいんだけど。
だから協力してください、と返したら、



そーいうことねっ
と、思った以上に可愛く引き下がってくれたことがあります(笑)



実際効率化は、自分のためだけじゃなく、目の前にいる子どもたちのための努力でもあると思いますよ。
ICT端末・技術をフル活用
教員の業務効率化のためには、ICT端末・技術をフル活用しましょう。



教員の仕事は、アナログ度がとっても高いので、効果は大。
具体的にやり方を提案していきます。
タブレットで配布物や回収物をデジタル化する
紙の配布物や回収物の管理は、教師にとって時間がかかる作業のひとつです。
ここをデジタル化すると、かなり作業が効率化できます。
タブレットを活用して、配布物も回収物もオンライン管理することで、紙が不要になります。
簡単に保存・検索ができ、授業の準備や評価の際もスムーズ。



私の場合、授業の振り返りやアンケートを、オンラインで配布・回収することが多いですね。
誰がどんなことを書いたのか、誰が未提出なのか、一発でわかります。
拡大掲示を、デジタルに置き換える
これまで授業で使うために拡大印刷して掲示していた資料を、プロジェクターや電子黒板による提示に置き換えていきましょう。
どの教科でも使える、いちばん手軽なワザです。
もちろん具体物がよいときもあるかもしれません。
しかし、毎回拡大印刷したり、掲示物を作成したりしなくても、「大きくみんなに見えれば十分」という場面も多いのでは。



私の場合、デジタル教科書の挿絵や資料を、スクリーンや電子黒板に写して授業を進めることが多いです。
AIで授業や書類の叩き台をつくる
授業計画や学校書類の作成は、時間がかかる作業です。
これを効率化するために、AIを活用して叩き台を作るといいときがあります。



たとえばChatGPTのようなAIツールを使えば、授業の概要や書類の大枠をすぐに作成できます。
AIが提供するアイデアや骨組みを基に、修正・追加を行うことで、作業時間を大幅に短縮することが可能です。
たとえば『海の命』の授業の流れを教えてとお願いすると、こんな感じ。
“ChatGPT”による回答
そのまま思考停止で使うのはおすすめできませんが、叩き台にはなるでしょう。



このブログ記事も、実はAIを活用して大枠をつくってます。
書き加え・訂正で原型はとどめてませんが。
無料で使える範囲でも十分活用できるので、ぜひアプリを入れておくことをおすすめします。
ここは私も、まだ活用法を探っている段階です。
私物タブレットの使用も検討する
ちょっと初期投資が必要ですが、個人のタブレットを仕事に導入するのもおすすめです。
iPadやSurfaceといった高性能タブレットは、きっと毎日の仕事をサポートしてくれるはず。
書類作成や整理に役立つので、興味があれば導入してみてくださいね。



私自身は、iPadを活用しています。




おわりに
いかがだったでしょうか。
今回ご紹介した時短仕事術を取り入れれば、業務の効率的を上げ、ある程度の時間を生み出すことが可能になります。



とくに子育て教員は、常に時間との勝負。
効率は大事です。
突発的な生徒指導・保護者対応があることも考えると、日々の業務をできる限りスリムにしておくのは、大事なことだと思います。
よかったら今回の記事を参考に、日々の業務を見直し、効果的な働き方を実践してみてくださいね。
そもそもになりますが、まずは「定時に帰るぞ」「効率化するぞ」と思うことが大事。


思いがあれば、自然と仕事の仕方は変わっていきます。



私もまだまだ、効率的なやり方はないか、考えていきたいです。
仕事も家族も、大切にできる教員が増えていくといいなと思っています。
それではまた!
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