はじめに
こんにちは!
今日は、「教室をきれいに保つこと」についてお話しします。
みなさま、ご自分の教室は、きれいにしていますか?
すぐ汚くなっちゃいませんか?
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掃除するのも嫌になっちゃいます。
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いやぁ〜、いそがしくて教室をきれいにする時間なんかないですよ〜
とおっしゃる先生の気持ちも分かります。
しかし、
多少他の仕事を削ってでも、整理整頓に当てたほうがいい
と言えるほど、教室環境を整えることは大事です。
なぜでしょうか。
今回の記事では、その理由と、具体的アクションを順番にお話ししていきます。
ではいきましょう!
教室をきれいにするべき理由
教室をきれいに保つべき理由はたったひとつ。
学級が落ち着くからです。
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え?関係あるの?
と思われるかもしれませんが、
関係あります。
教室が汚いと、子どもが落ち着かない!
教室が汚いと子どもは、
「教室は汚していい」
「教室にあるものは雑に扱っていい」
と無意識に考えるようになります。
そんな思考の子どもが増えてくると、
教室内のルール、友達同士の付き合いも、雑になってきます。
落ち着かない教室の多くは、教室が汚れていると感じます。
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私自身も、学級経営に苦労したことが多い駆け出しの頃は、汚い教室でした。
ある程度生活感はあっていい!
「教室をきれいに」というのも、ものが全くない
![きれいな教室](https://smile-smile55blog.com/wp-content/uploads/2023/04/ivan-aleksic-PDRFeeDniCk-unsplash-300x169.jpg)
![きれいな教室](https://smile-smile55blog.com/wp-content/uploads/2023/04/ivan-aleksic-PDRFeeDniCk-unsplash-300x169.jpg)
こんな教室をイメージしているわけではありません。
これは無理です(笑)
ある程度の生活感は、あっていいです。
ものが乱雑に散らかっていない状態を目指せばいいかと思います。
しかし先述の通り、油断していると教室はすぐにものが散らかります。
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次の項からは、具体的に、教室をきれいに保つアクションを紹介します。
教室をきれいに保つ具体的アクション
結論から。
教室をきれいに保つには、次の3つのアクションを起こすことがおすすめです!
- ものを手放す
- 子どもの目の前で掃除をし、ゴミを拾う
- 立った座席の椅子は、入れさせる
順番に解説していきます。
ものを手放す
片付ける前に、まずはものを手放しましょう!
まずは小道具とサヨナラ
教室で今か今かと出番を待ち構えているけども、全く出番のない控え選手の小道具たちとサヨナラします(笑)
具体的には、
- 何となく退職や異動の先生からもらったけど、1年以上使っていないもの
- 何となく買ったけど出番がない100均の小道具たち
これらは捨てる対象です。
勇気を持ってポイして下さい(笑)
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自分の場合、謎にもらってしまったビンゴマシーンや、「役に立つかも」と思って買ってしまった大量のケース類は、断捨離すると決めて手放しました。
もし、
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もったいなーい!
と周りの先生に言われたら、喜んでその先生に差し上げましょう(笑)
プリントの山も、サヨナラ
丸つけをしてないプリントの山ができるのも、片付かない原因のひとつです。
自分で丸つけする暇がなければ、一斉に自己採点させましょう。
そもそも手に負えないプリントは準備しないようにしましょう。
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宿題は、ドリルや教科書の復習でも全然いいかと思います。
とにかく、
手元のプリントたちもさっさと手放すことをオススメします(笑)
プリントの山がなくなると、気持ちもすっきりしますよ。
子どもの目の前で掃除をし、ゴミを拾う
わざと子どもの前で掃除をしましょう。
子どもたちに、掃除を強制しなくていいです。
教師自身が掃除をします。
わざと子どもの前で掃除をする目的は、
というメッセージを暗に示すためです。
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「何で教室を汚すんだ!!」
と叱り飛ばすより、穏やかな伝え方だと思いませんか?
いつやるの?
タイミングとしては、
机間巡視しているとき。
テストの見回りをしているとき。
子どもたちが朝の準備をしている間など。
チャンスはいくらでもあります。
担任自ら、箒を持ったり、ゴミを拾ったりして下さい。
効果が出るまで、少し時間が必要!
このアクションは、やったからといって、すぐに効果が実感できるものではありません。
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日頃から担任が掃除する姿を見せることが必要になります。
ボディブローのようにジワジワと効いてくるアクションです。
即効性はないけど、教室が少しずつ小綺麗になっていきます。
ぜひやってみて下さい。
こちらの記事の内容にも関連しますので、よければご覧下さいね。
立った座席の椅子は、入れさせる
座席の椅子は、入れさせましょう。
教室がすごく綺麗に見えますし、学級も落ち着きます。
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一部の子どもにとっては面倒くさいので、なっかなか身につきません(笑)
指導する側の根気が試されますが、学級経営の上手な先生は、ほぼ例外なくこれを指導されています。
椅子を入れさせる指導の仕方を、「理由」と「指導法」の2つに分けて説明します。
はじめに「椅子を入れさせる理由」について説明します。
椅子を入れさせる理由
椅子を入れさせる理由として、子どもたちに話す内容は、この2つです。
・地震や火災など、緊急時の逃げ場を確保するため
・周りの人への思いやりの心を育むため
1点目については、読んで字の如くですね。
椅子をしまうことで、緊急時に素早く逃げるための動線を確保することを、納得させればよいです。
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命を守るための行為ですからね。
2点目の「周りの人への思いやりの心を育むため」も、実はこれに関連しています。
椅子が出っ放しだと、移動しづらいですよね。
教室内を動くために、回り道をしたり、椅子をまたいだり、椅子をしまってあげたりしないといけません。
余計な一手間です。
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この余計な一手間を生まないための心配りが、「椅子を入れること」です。
「面倒くさいかもしれないけれども、この心配りが、みんなの快適さを生むんだよ」
ということを、子どもたちに話すといいかと思います。
椅子を入れさせるための指導法
では、椅子を入れさせるための指導法を説明します。
はじめにやるべきことは、ひとつ!
全体の前で、椅子を入れている子の人数を言う
シンプルに、これを行なって下さい。
休み時間後や、移動教室後が効果的です。
例えば移動教室後、初めて指導する時、私はこんなふうに言います。
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さっきみんなが出て行った後の教室を見回したらね、あることをしていた人が◯人いました。
何の人数か分かる?
…じつはね、「椅子をきちんとしまっていた人」の数です。
いいことですね。
ということは逆に、残りの◯人は椅子を入れてません(笑)
残りの◯人だと思う人、教室を見てきてもいいよ。
はい、どうぞ。
初めてこう声をかけると、私の経験では、7〜8割程度の子が教室を見に行きます。時には全員行っちゃうことも(笑)
この声かけには、3つのポイントがあります。
まず、「椅子を入れている子」を褒めているところですね。
意識してやっていた子は、嬉しいはずです。
次に、「具体的人数を言う」ところです。
数字は客観的事実なので、相手を納得させるために効果的です。
最後に、「見てきていいよ」と声をかけたところです。
「入れてきなさい!」と叱って動かすのではなく、自発的な行動を促しています。
だから、椅子をしまってきた子達に対しては、
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今、椅子を入れてきた人たち、素晴らしいね。行動を変えたね。
と褒めるようにしています。
2回目以降の指導は、「今日は、○人でした」と言うだけでいいです。
くどくど言わなくても伝わります。
できている子は笑顔になるし、できてない子は「やべっ」とか「忘れてたっ」て顔になります(笑)
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そうやって、「椅子は入れようね」っていう雰囲気づくりができればいいです。
ただし先述しましたが、根気が必要です。
ある程度身につくまでに、何度も何度も「今日は○人でした」とか、「○○さん、何か忘れてない?」とか、言い続ける必要があるでしょう(笑)
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担任側は、何回言ったら身につくかな〜って、ゲーム感覚のメンタルで行うくらいが、精神衛生上いいのではないでしょうか(笑)
手をかえ品をかえ、椅子を入れさせる指導を根気強く行なっていきましょう!
おわりに
いかがだったでしょうか。安定した学級経営を行なっていくために、教室環境の整備は不可欠です。ある程度整った教室環境をつくるために、
- ものを手放す
- 子どもの目の前で掃除をし、ゴミを拾う
- 立った座席の椅子は、入れさせる
この3つのアクションを進めていくのがオススメです。
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まずは、子どもたちが帰った後に、いらないものを捨てましょう!(笑)
ではまた!
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