はじめに
みなさん、こんにちは。
今回は、実際に投資をはじめたい!と考えている先生方に向けた記事になります。
私の周りだけかもしれませんが、
投資に興味はあります!
NISAとかiDeCoとかやってみたい!!
っていう先生、非常に多いんですけど、実際にやっている先生はほんの一握りです。
なぜでしょう。
その理由は、「具体的なやり方・考え方が分からない」ことに尽きるのではないでしょうか。
そんな先生方は、ぜひ今回の記事をお読み下さい。
今回の記事を読んでいただけると、「教員におすすめの投資法と、その理由」が分かります。
投資の知識ゼロ!という先生に向けて、できるだけ丁寧に解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、投資に一歩を踏み出して下さい!
ただ、補足をひとつ!
投資について説明する方の殆どがおっしゃってることなんですが、「投資は自己責任」です。
今回の記事についても同じ。
私なりの考え方を解説はしますが、どんな投資をするかを最後に決めるのは、「自分自身」だということを忘れないで欲しいなと思います。
教えてくれるのに、自己責任?
なんか無責任!
と思う方もいるかもしれませんが、投資に関しての話は、「確実に成果を保証します!」と言う方がよっぽど無責任だと考えます。
だって、確実に未来を予想することなんか、誰にもできませんからね。
「投資は自己責任」!
つまり、しっかり自分で勉強しましょうってことです(笑)
頭に入れてもらえましたか?
それではいきます!
教員向けの投資
まずは結論から。
「NISA口座で、『eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)などの全世界株』を、自分が払える金額内で毎月積立購入する」
これが教員におすすめできる投資スタイルです。
この投資スタイルを一言で言うと、「成果がほどほど期待できるのに、低リスクで、ラクな」投資です。
なぜこの投資スタイルが、リスクが低く、ラクで、成果も期待できるのか、解説していきます。
NISA口座で買う理由
NISA口座で買う理由は、節税になるからです。
通常、投資をすると、得た利益に対して20%の税金がかかります。
NISAは正式な国の制度だから、特にNISA口座を持つデメリットもなし。
デメリットは、ないわけではないんですが、毎月積立購入をするために使うのであれば気にする必要はないです。
NISAについての解説は、こちらで。
【新NISAとは?】教員に向けた、新NISA活用プラン解説!
使うしかありません。
全世界株式に投資するメリット
①成果が期待できる理由
まずは「全世界株式」(→今後、分かりやすく「オルカン」と表記します)に、成果が期待できる理由を解説します。
そのためにまずは、株の買い方について知っておきましょう。
株の買い方には、かなり大雑把に言うと、2つの方法があります。
- 個別株を買う
- 投資信託や、ETFなどを買う
なんじゃそれ?
と思われた方も大丈夫。順番に説明しますね。
株を、野球選手に例えて考えてみましょう。
「個別株を買う」というのは、「野球選手を一人指名して雇う」ようなもの。
それに対し、「投資信託・ETFを買う」というのは、「野球チームを丸ごと一つ買う」ようなものだと考えて下さい。
先ほど紹介した『eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)』は、後者の投資信託のひとつです。
つまり、全世界株式を買うということは、「全世界の有望な選手を集めたチーム」を丸ごと買うようなものです。
有望な選手の中には、「Apple」「Microsoft」と言った誰もが知るメジャーリーガーが含まれます。
何と、オルカンを買うだけで、「Apple」や「Microsoft」の株主になれます。
誰もが知る大企業ですよね。
まだ名は売れていないけど、成長が見込まれる、期待の新興国の選手もいます。
「成果が期待できそう」なのはお分かり頂けますか?(笑)
具体的には、一年間でおよそ5〜7%、資産が増えることを見込めるそうです。
とはいえ実際には、年によって利益は変わります。
年によって成績が変わるのも、野球チームみたいですね(笑)
ETFも投資信託のひとつです。
②リスクが低い理由
オルカンの積立投資は、損するリスクが非常に低い投資手法と言われます。
これも野球選手に例えて説明していきます。
野球選手には、得意・不得意がありますよね。
守備が上手い選手がいれば、打撃が上手い選手もいる。
足が速い選手もいれば、肩の強さを売りにしている選手もいる。
しかも「チームオルカン」の場合、選手の数はおよそ三千人(笑)
オルカンの構成銘柄は、およそ3000!
全世界の三千人もの有望な選手がいれば、選手の何人かに多少のミスがあったり、苦手分野があったりしても、カバーができそうですよね(笑)
オルカンの運用成績を見ると、全体的にはいい成績です。
しかし実際、マイナスが出ている構成銘柄もあるみたいですね。
リスクを最大限に分散していると考えられませんか?
③ラクな理由
その理由を、これまた野球に例えて説明します(笑)
投資信託は、超有望な野球チームみたいなもんだとご説明しました。
野球チームには、監督がいますよね。
作戦を立てたり、メンバーを考えたり、どんなふうに選手を起用するか考えたり。
投資信託は、購入すると、その監督業までやってくれます(笑)
しかもオルカンの場合は、尖ったチーム作りはしません。
コンスタントにヒットを打ち、エラーが少なそうな、堅実な選手を起用します。
投資信託の中には、できるだけ大きなホームランを打つことを狙うようなものもあります。
当然、大振りするぶん、三振のリスクも上がりますよね。
何もしなくても、チームの運営まで勝手に行ってくれるのだから、これはラクですね(笑)
これが、ラクな理由。
株価のチェックもいりませんし、面倒な手続きは一回こっきり。
投資信託の構成銘柄も、経済情勢に合わせて組み替えてくれるんです。
一月に一回、「投資信託の積み立て購入が完了しました」ってメールがきます。
それだけ!
思考も時間も要しない投資なので、日中忙しい教員にはぴったりだと思います。
全世界株式に投資するデメリット
オルカンを積立購入するメリットばかり挙げましたが、デメリットについても知っておきましょう。デメリットは以下の通り。
- 元本保証はない
- 信託報酬がかかる
- 大儲けはできない
順番に解説しますね。
①元本保証はない
損する可能性がゼロではないよ、っていうことですね。
これはオルカンに限らず、株式投資全般に当てはまることです。
世界経済は、今後も成長していく可能性が高いと思います。
しかし先述の通り、株には値動きがあります。
マイナスになる場面もあるでしょう。
ちょうどキャッシュが欲しいときに、大暴落がきている可能性だってあります。
100%儲かるよ!なんてことは誰にも言えません。
ぜ〜〜ったい損はしたくない!
っていう人は、そもそも株式投資をやめておきましょう(笑)
投資は、「損するかもしれない」というリスクを負った上で、成果を期待するものです。
ただ個人的には、ギャンブルよりはずっと信頼感があると思います。
100年ぶんくらいの過去のデータを参考にできますからね。
②信託報酬がかかる
投資信託を購入するためには、信託報酬という手数料を支払う必要があります。
これは一言でいうと、「チームの監督代」です。
先ほど、投資信託は、チームの監督業も勝手にしてくれるってお話をしましたよね。
この、チームのメンバーを考えたりとか、起用の仕方を考えたりとか、そういった監督業に対して支払う料金が、信託報酬です。
運用コストともいいますね。
そりゃタダで監督業はしてもらえません(笑)
ただ、オルカンの信託報酬は、今のところ、年率、保有資産の約0.05%。
信託報酬は、多くの人の場合、年間数百円で済むでしょう。
つい最近、運用コストが値下がりしました。
業界最安水準だそうです。
これはデメリットと言いつつ、オルカンの場合はメリットとも言えると思います。
ホント安い。
細かい話ですが。
実際のところは、運用してみると、「その他費用」などの名目で、もう少し別の費用が発生しているようです。
0.15%程度です。
最近、信託報酬の値下げが行われたばかりなので、この費用がどうなるのかまだわかりません。
しかし、業界最安水準であることは変わりないのではないかと予想します。
個別株を自分で買うなら、買い方にもよりますが、こういった手数料は発生しません。
③大儲けは不可能
オルカンへの積立投資では、数ヶ月や数年で大富豪になることはできません(笑)
先述の通り、一発でドーン!と利益を出そうとはしていないからです。
時間をかけて、安全に少しずつ成果が出るように、運用をしてくれます。
短期間で一気にお金持ちになりたい!という人には向きませんね(笑)
ただ、これも裏を返せば、メリットです。
リスクを抑えてるってことですからね。
のんびり時間をかけて、10年後、20年後に資産がどれくらい増えてるかな〜って楽しみにするくらいの気持ちで投資することが必要になります(笑)
堅実な人が多い教員には、この考え方がぴったりだと思ったのですがどうでしょう?
いろんなサイトで、つみたて投資のシミュレーションを行うことができます。
たとえば、月3万円を、10年間積み立てて、投資に回したとしましょう。
合計360万円投資することになりますね。
この条件で、金融庁などのサイトでシミュレーションすると、10年後の資産は400〜450万円程度になっているのではないか?という結果がでます。
目安にしか過ぎませんが。
10年かけても、やっぱり大金持ちになれるわけではなさそうです(笑)
おわりに
教員におすすめな投資法が、
「NISA口座で、『eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)などの全世界株』を、自分が払える金額内で毎月積立購入する」
である理由は、お分かり頂けたでしょうか。
最後にひとつ。
冒頭で、「投資は自己責任」という考え方を述べました。
私はこの考え方は、非常に大事なことだと考えています。
◯◯さんが、いいって言ってたから…
みんながオススメって言ってるから…
という理由で投資先や投資手法を選んでも、実際に得したり、逆に損したりするのは、自分自身です。
だから、最終的には自分が知識を身につけ、
「自分が納得したから」
「自分がリスクを理解した上で、やりたいと思ったから」
という理由で投資を始めるのが大事。
お金のことについて勉強する意味は、こちらの記事でも書いているので、ぜひご覧くださいね。
【教員の資産形成】教員こそ、お金や投資について考えよう
今回私なりの考えはご説明しましたが、ぜひ一度、面倒くさがらず、ご自分でも調べてみることをオススメします。
その上で、私の考えに納得できるところがあれば、ぜひ取り入れてください。
実際私はオルカンをオススメしましたが、同じ投資信託でも、「S&P500を積み立てて、アメリカに投資した方がいい!」とオススメしてる人もいますね。
それもわかります。
いろいろな投資手法や投資先があります。
ただオルカンへの積立投資という投資手法は、「成果がほどほど期待できるのに、低リスクで、ラクな」投資のひとつであることは間違いないと思います。
まずはここから、投資の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。ではまた!
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