はじめに
こんにちは、りこぴんです。

これからはICTの時代だ〜!一人一台端末だ!
そんな威勢のいい声とともに、全国の教室にタブレットがやってきて数年。
子どもたちみんな、毎日タブレットを手に学習に励んでいます!……と言いたいところですが、現場のリアルはそこまで甘くはありません(笑)。



少なくとも、私の周辺環境では。
今回は、iPadからMacBookまで数年使い倒してきた私が、「現場でICT活用を進めている小学校教師」という視点から、教育用タブレットに本当に必要な条件を整理してみました。
- これからお子さんに買い与えようと思っている親御さん
- 端末選定に頭を悩ませている自治体担当者の方(届いてほしい!)
などなど、ぜひ参考にしてみてください。
教育用タブレットに「あったほうがいいもの」神5
結論から言うと、教育用タブレットにあったほうがいいものは、スペック表の数字よりも、
実際の使い勝手
がすべてです。
1位:薄さと軽量さ(これがダントツ!)
これが一番大事です。
理由はシンプル。重いと、子どもが日常的に使えないから。
重いというだけで、さっさと取り出せません。外に、自宅に、教室にと、持ち運んで使えません。
学校現場としては、とくに土日に持ち帰らせたくなることが多いのですが、小学生の金曜日といえば、体操服にエプロン、上履きと、すでにこれでもかと大量の荷物が……!



重いという理由だけで、持ち帰らせるのを遠慮してしまいます。
せっかくの一人一台端末なんですが。
軽さと薄さは、タブレット教育の機会を広げる正義です。
「教科書と同じ感覚で、スッとランドセルに忍ばせる」ことができれば最高ですね。
2位:頑丈さ
軽量さとトレードオフなのが辛いところですが、相手は子ども。どれだけ指導しても、落とすときは落とします。机からダイブします。
「壊れるのが怖いから使わせない」
という本末転倒な事態を防ぐためにも、最低限のタフさは必須です。
3位:ロック解除のスムーズさ
教育現場のタブレット、もう少しスムーズにログインできないでしょうか。



特に低〜中学年!
授業の冒頭で「さあ、ログインして」と言った直後に、
- 「先生、入れません」(そもそもパスワード覚えてない)
- 「パスワード入れたのに、画面つきません」(大抵、半角・全角問題)
なんていうふうに、ログイン作業で10分消えるのは「学校あるある」です。 この大変さがあるから、「もうおとなしく教科書とノートでいいや」とか思ってしまいます。
端末に、指紋や顔でパッと開く生体認証があれば、解決する問題。
授業時間を生み出すための「最高にタイパがいい投資」であるはずです。
4位:ペンシルの書き心地
なくてもなんとかなりますが、あると学習の質が変わります。
「ペンの反応が悪いから紙と鉛筆」という現実も正直あるので。
子どものやる気にも直結しますから、ペンを使うのであれば、ある程度の使い心地は欲しいものです。



中途半端なタッチペンなら、むしろいりません。
5位:カメラの画質
理科の観察、体育のフォームチェック、図工の作品記録。
小学生のタブレットで一番使う機能は、「カメラ」かもしれません。
教育用タブレットにおけるカメラの質は、はっきり実用性に直結しますし、振り返りのモチベーションが全然違います。
逆に「これくらいは妥協できる」もの
求めるものばかり述べてきましたが、「べつに求めてないもの」だってあります。



コスト対効果を重視する私の考えですが、教育用であれば、ここらへんはバッサリ削って構いません。
- スペック: 最低限でOK。クラウド活用がメインになりますから、本体のスペックの高さは必要ありません。
- ディスプレイの綺麗さ: 映画を観るわけじゃないので、文字が読めれば十分。
- キーボードやタッチパッドの質: ある程度の操作や入力ができればOK。高級感はいりません。
子どもにとって、このへんの機能は、あっても宝の持ち腐れになる可能性が高いと思います。
結論:じゃあ、何がいいの?
これらの条件を満たすものはと考えると、やはり「iPad」は有力候補になるのかなと思います。操作性、軽量さ、カメラ、ペンとの親和性……どれも質の高さは折り紙付きです。





別に私がApple製品好きだからといって忖度しているわけではありません。事実として(笑)。
型落ち無印でも十分すぎる。
ただ、問題はコスト。けっしてリーズナブルとはいえません。 別途キーボードやカバー、ペンまで揃えるとそれなりの金額に……。コスト問題で、多くの自治体がChromebookを採用しているのは頷けます。
ただ正直に言うと、私が使ったことがある教育用Chromebook端末は、上記の「神5」の条件をほぼ見事に満たしていません(笑)。
自慢は「安くて頑丈」なこと。おかげで少々手荒に扱っても安心です。
しかし、ログインや持ち帰りに苦戦する子どもたちの背中を見るたびに、
「生体認証さえあれば……!」
「もう少し軽ければ……!」
という思いは捨てきれません。
もちろん、予算が限られた現場において、コストと耐久性を最優先したChromebookの選択が合理的であることは理解しています。
でも、教育現場で子どもに使わせ、自らもガジェット好きな私としては、どうしても「使いやすさ」を求めてしまうんですよね。



端末が使いやすくなれば、もっと活用が推進されるのは、明らかですから。
おわりに
教育用タブレットは、教師にとっても子どもにとっても便利なもの。推進をためらう理由は、ほぼありません。



使うと子どもがタブレットに依存しちゃう〜
なんて意見をたまに見かけますが、それはタブレットの問題じゃなく、付き合い方の問題。
情報社会において、スマホやタブレットはもはや生活インフラです。大人も一緒になって、付き合い方を考えないといけないと思います。



ひと昔前は、テレビがその立ち位置でしたね(笑)。
しかしながら、
- 端末の重さ
- ログインのしにくさ
などのちょっとした理由で、活用に二の足を踏んでしまう現実がある。
「ちょっと気の利く使いやすさを備え、コスト削減も図れる」
そんな端末が教育現場に導入されれば、親も子どもも教師も大助かりです。
ICT教育が推進され、みんながハッピーになることを願っています。
ではまた!









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