はじめに
こんにちは、りこぴんです。
みなさん、
できれば定時で帰りたい!
と思いませんか?
思いますよね?(笑)
教員が定時退勤を実現するためには、無駄な動きや仕事を省く工夫が必要。
なんでもかんでも丁寧にしていては、定時退勤は到底無理です。
しかし!
マストな仕事を削ったり、サボったりしてしまうと、のちのち自分の首を絞めて、定時退勤を難しくさせます。
これでは本末転倒です。
だからこそ、子育てなどの理由で、
17:00帰りしたいなあ…
できる限り早く帰りたいんだけど、できる限り失敗もしたくない…
とお悩みの先生方。
私が痛い目を見た体験談をもとに、「これは怠るな!」という仕事についてお話しします(笑)
ぜひ最後までご覧くださいね。
怠ってはいけない仕事3選
さて、まずは結論から。
どんなに忙しくても、丁寧に行うことをおすすめする業務は以下の3つです。
- 保護者への連絡
- 子どもの名前が入った書類のチェック
- 学級経営
順番にお話しします!
保護者への連絡
保護者への連絡は、丁寧にしておきましょう。
時間がないのは分かります。
なかなか保護者と連絡がとれず、自分の考えたスケジュール通りに動けなくなってしまうのも分かります。
しかし連絡すべきと思ったら、きちんと連絡するのがおすすめです。
とはいえ、何でもかんでも連絡していては、こちらも保護者側も大変ですよね。
長期欠席とか、大きな生徒指導案件とかがあった時は、きっと誰にいわれなくても連絡するでしょう。
それ以外で、特に連絡するべきと思うのは、以下の3つのとき。
- けがをした、させたとき
- ものを壊した、あるいは壊れたとき
どちらも、私自身が保護者への連絡を怠ってしまい、誤解を生んでトラブルになってしまったことがあります。
かんたんに解説しますね。
けがをした、させたとき
子どものことだから、ケガくらいはよくあることだろう!
と思っちゃいますよね。
しかし、けがをして帰ると、やっぱり親としては心配です。
ひとこと担任からの連絡があると、ちょっと安心するんですよね。
私自身は、
「子どもが◯◯をケガして帰ってきましたが、理由を教えてください」
って、心配のお電話をもらったことがあります。
けんかなどの暴力が原因ではありませんでした。
ただし数名の他の子が、けがにかかわっていました。
情報の聞き取りや、その後の説明に、数日費やしました。
きちんと連絡しとくべきだったな、と反省してます。
ものを壊した、あるいは壊れたとき
何かものを壊したとき、あるいは持ち物が壊れたときも連絡を入れましょう。
金銭が絡んでくるからです。
我が子の持ち物が壊れたとき、親には「新しいものを購入する」必要が出てきます。
逆に我が子が何かを壊したとき、親が弁償する必要があるかもしれません。
どちらにしても金銭が絡みますよね。
だから親としては、何で壊れたのか、壊したのか、事実を知りたいわけです。
これも私には失敗談があります。
子どもどうしのトラブルで、学用品が壊れたことがあります。
私自身は、学用品が壊れたことは知っていました。
知っていたにもかかわらず、連絡を怠っていました。
正直、高価な学用品ではなかったです。
けれど保護者の方はとても心配されました。
なぜ壊れたのか。
弁償がいるのか、いらないのか。
数日かけて、放課後、話し合いが行われました。
きっと、「◯◯が原因で、◯◯が壊れてしまいました。ご心配かけてすいません」と私から連絡を入れていれば、数分の説明で終わっていたはずなのに…
私が連絡を怠ってしまったことで、不信感を生んだ上に、その後の対処に時間がかかってしまいました。
けがと、金銭が絡むことは、お電話を入れましょう!
子どもの名前が入った書類のチェック
子どもの名前が入った書類を配布するときは、名前の間違いがないか、印刷ミス等はないか、チェックしましょう!
数分のチェックを怠ると、あとの対処が大変になってしまいます。
私の失敗談です。
子どもの名前が入った、ある書類の内容を、記載ミスしたまま配ってしまったことがあります。
大事な書類だったにもかかわらず、時間に追われながらばたばたと作成し、確認不足のまま印刷したのが原因です。
全家庭に謝罪し、訂正をお願いしました。
すさまじい時間がかかってしまいました…。
配る前に5分でもいいから確認すれば、防げたミスです。
精神も時間も、余計に使ってしまいました。
自分のミスで帰りが遅くなってしまい、家族にも申し訳なかったですね。
子どもの名前が入った書類を配布するときは、必ずチェックしましょう!
学級経営
学級経営は、全力でやりましょう。
学級がある程度軌道にのれば、その後のトラブルや、放課後の電話対応が、ぐっと減るからです。
長期的な仕事削減になります。
つくるべきは、「楽しい学校生活」
とはいえ、何をどう頑張ればいいのでしょうか。
具体的には、子どもが「楽しい!」と思える学校生活をつくろうとすればいいです。
少しでも子どもの興味を引く授業を考えるとか。
子どもとたくさん雑談するとか。
できるだけ、こちらが笑顔でいるとか。
楽しい雰囲気を教師側がつくれば、子どもたちの多くも楽しんでくれます。
だめなものは、だめ!
ただ、楽しいと思わせたいからといって、何でも許していいわけではないです。
人を傷つけることとか、明らかなルール違反とか。
だめなものには、NOを突きつけないといけません。
今挙げたものを許してしまうと、結果的に楽しい学級はできません。
だって、傷つく人とか、迷惑を被る人とかが出てくるんですから。
かんたんに話しましたが、「楽しい学級づくり」は、ここでサラっと説明できるような内容ではないですね(笑)
本が何冊でも書けるテーマの話だと思います(笑)
ひとつ確実にいえるのは、
「今日学校楽しかった!」と子どもが思って帰れば、トラブルの多くは未然に防げる
ということです。
なかなかそれが難しいんですけどね。
急がば回れ。
学級担任を持つ場合は、「全力の学級経営」が、定時帰りの実現に一役も二役も買ってくれるはずです。
子どもを目の前にしたときは、子どもと全力で向き合いましょう!
それでもどうしようもないトラブルも、しょっちゅう起こりますけどね(笑)
おわりに
教員は、なかなか定時退勤が難しい仕事。
正直常に時間に追われます。
ただ、どんなに急いでいても丁寧に取り組むことをおすすめする仕事は、
- 保護者への連絡
- 子どもの名前が入った書類のチェック
- 学級経営
の3つであるという理由が、お分かりいただけたでしょうか。
そもそも論になりますが、ミスが出る原因は、業務量の多さにもあると思います。
子どもが16:00頃に帰って、その後は会議。
提出書類も「何でこんなに?」と思うくらいたくさん。
次の日の準備や、ゆっくり電話をする時間なんか、ない日の方が多いです。
特に小学校の担任は、一人職に近いものがあります。
自分でなんでもしないといけないんですよね。
みんな本当によく頑張っていると思います。
とはいえ、
業務が多すぎる!大変だ!
と、ただ愚痴っても何も変わりません。
自分ができることから、していきましょう。
子どもも保護者もハッピーで、教師も定時帰りできる、そんなハッピーな状況になれば最高ですね。
ではまた!
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