はじめに
教員の春休みって、本当に短いですよね。
受け持つ学級が決まり、その学級の1年間をマネジメントするために与えられた時間は、たったの数日。
しかもその時間の多くを、職員会議に割かれてしまうこともあります…!
正直、結構厳しいです。
だからこそ、準備の漏れがないようにしたいし、効率よく進めたいものですよね。
今回の記事は、
新年度がはじまった学級担任は、どんなことをすればよいのか
まとめた記事になります。
新年度の準備に、漏れがないようにしたい!
4月は忙しいから、効率よく準備をすすめたいな!
という先生方。
一緒に、いそがし〜い4月の仕事内容を整理しましょう!
To do リストをつくろう
結論から言うと、おおむね次のような仕事を行います。
【事務系】
□健康診断表作成
□歯科検診表作成
□健康観察簿作成
□教材の選定・注文
□教材使用届作成・提出
□時間割作成
□特別教室使用割作成
□集金システムの確認
【学級系】
□給食当番表作成
□掃除分担票作成
□学級名簿作成
□1学期のめあてカード作成
□週案作成
□初日の時間割印刷
□日直(一人一役)当番表作成
□朝の会・帰りの会の内容作成
□配布物確認
□配慮児童・配慮家庭確認
□ロッカー準備(名前貼り)
□学級・学年通信第1号作成
□児童用マグネットの作成
□学級開きに必要な道具の注文、購入
もちろん、地域や所属校、担任する学級の実態によって、内容は多少変わってくると思います。
実態に合わせて見直しをされて下さいね。
ただ、大事なことは、この
「To do リストを準備する」という行為そのもの
です。
To do リストを用意することに、意味がある!
To do リストを準備することで、仕事の漏れがなくなります。
もちろん、ベテランになるにつれ、リストがなくても自然にできるようになるでしょう。
しかし、
次は何かな?
何が終わってないかな?
と考える時間がもったいないです。
終わったものからチェックし、「次はこれ、その次はこれ」と見通しを持ちながら淡々と一つずつ仕事を終わらせることで、定時に帰れます。
時間は有限ですもんね!
大事に使いたいです。
効率的に新年度の事務作業を進めるための方法を、もう少し詳しく解説します。
効率的に準備を進めるコツ
事務作業を早く進めるためのコツは大きく2点です。
- 打ち合わせが必要な作業は、第一優先!
- 教材は注文しすぎない!
順番に、説明しますね。
打ち合わせが必要な作業は、第一優先!
打ち合わせが必要な作業とは、具体的に言うと、特別教室の使用割を決めたり、時間割を決めたりする作業のことです。
これらの作業は、自分の一存では決められません。色んな職員と打ち合わせして考える仕事です。
やりかけの仕事があっても、打ち合わせができるときは、一目散に行いましょう。
みんなが打ち合わせを始めるタイミングを逃しては効率的に進められませんし、何より他の職員に迷惑をかけてしまいます。
打ち合わせが必要な作業は、第一優先で取り組みましょう!
教材は注文しすぎない!
教材の注文は、必要最低限にとどめることをオススメします。
えーっ、子どものために、ワークとか資料とかいろいろ準備してあげたい!!
と、おっしゃる先生の気持ちは分かります。
しかし、授業では基本、ノートやICTを使えば十分。
たくさんの教材を見て、選ぶ時間が勿体無いです。
宿題も、毎回ドリルやプリントではなく、教科書の問題をノートに解かせたらよいですね。
頼んだ教材は、責任を持って終わらせないといけないというのもネック。
ワークやプリントを頼んだ方が、準備しなくていいから楽でしょ!
という意見も分かります。
けれども私は、持ち物を極力シンプルにした方が、子どもも担任も手一杯にならずにいいなあと思います。
例えば個人的には、1・2・3学期に分かれているドリルよりも、上・下程度に分かれている方が好きですね。
おわりに
事務仕事は、早く終わるに越したことはありません。
効率的に素早く事務仕事が終われば、家庭での時間にあてたり、学級づくりの作戦を立てたりすればよいと思います。
4月のはじめに、学級づくりの作戦を立てることは、事務仕事よりもずっと大事な仕事だと思います。
こちらの記事もぜひご覧くださいね。
【新年度を前に】4月の学級びらきまでに取り組むといいこと2選
より大事なことに時間を割くために、To do リストをつくって、手早く準備を終わらせましょう!
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