教員がiPadで効率化しても、楽になりきれなかった理由

目次

はじめに|効率化すれば、楽になる

効率化してるはずなのに、なぜかずっと疲れている——そんな感覚はありませんか?

こんにちは。

りこぴんです。

教員になって、10年以上経ちます。

りこぴん

iPadやMacを本格的に使い始めてから、仕事は速くなりました。

「資料どこだっけ?」
「メモ、どこに書いたっけ?」

こうした“探し物”は激減。

アナログ作業をデジタルに置き換えることで、隙間時間も最大活用できます。

授業準備や事務作業のスピードも大きくスピードUP。

独身時は朝7時半に出勤し、夜8時〜9時に退勤する生活でした。

しかし今では、

  • 定時を少し過ぎるくらいで帰る日が増えた
  • 休日出勤はほぼゼロ

ここまで改善しました。

りこぴん

私にとって、かなり大きな変化です。

ただ正直に言うと——

「効率化=すべてが楽になった」わけではありません。

この記事では、教員としての実体験をもとに、

  • iPad・Macによる効率化のリアル
  • 子育て期だからこそ見えた限界
  • 投資や育休を通して感じたこと

を整理してみます。

効率化の裏側にあった、見えざるコスト

iPadやMacは、持った瞬間から仕事を楽にしてくれる魔法の道具ではありません

  • アプリ選び
  • 初期設定
  • 自分に合った運用方法の試行錯誤

これらを乗り越えて、ようやく「仕事道具」になります。

時間も導入コストも、そこそこ必要です。

特に工夫が必要だったのは、子育て期に時間をどう捻出するかでした。

私の場合は、

  • 子どもが起きる前の早朝にデバイスをいじる
  • 家事をしながら動画を“流し聞き”する
  • 長期休みに入って、少し余裕があるときに使い始める

そんな細切れの時間を積み重ねていました。

これは、

「iPadを使ってみたい!」
「仕事のスピードを上げたい!」

という気持ちがあったからこそできたこと。

効率化のためには、先に時間やエネルギーを投資することが必要だと感じています。

効率度外視で働いた20代も、無駄ではなかった

今でこそ効率を重視していますが、結婚するまでは真逆でした。

「この仕事、休日にやればいっか」
「今日は遅くなっても仕方ないか」

そんな働き方が当たり前。

りこぴん

決して褒められたものではありません。

ただ、その時期に、

  • 仕事量の感覚
  • 段取りの失敗
  • 人間関係の機微

を体で覚えたことが、今の効率化を支えている実感もあります。

新卒で、いきなり今の働き方をしろと言われたら、正直きついです。

効率化は「手抜き」ではありません。

未来の時間を生むために、今の時間を先払いする行為

そう考えると、若い頃の遠回りも、完全な無駄ではなかったのかもしれません。

何に力を入れ、何を削るべきかなんて、ゼロの状態じゃ分かりません。

ただ、だからといって、

無駄だと思っても20代は働きまくれ!!

とかそんなことは全く思ってないし、むしろ逆で。

早いうちから、仕事の取捨選択を心がけることはとても大切だと思います。

時間は有限ですからね。

ただ、

そうやって生み出した時間を、他の何にあてるか考えることも、同じくらい大切ではないでしょうか。

りこぴん

今の私の場合は、
・家族と楽しく過ごす
・未来の自分が喜ぶようにする
ですかね。

教員の仕事は、効率化できない部分が一番大事

事務作業は効率化できます。

  • 授業づくり
  • 書類作成
  • 保護者や校内連絡

ここは、クラウド処理やAI活用など、デジタルの力が大いに役立つはず。

一方で、教員の仕事の中心は別のところにあります。

  • 子どもとの関係づくり
  • 同僚との信頼関係
  • 職員室の空気

これらは、どれだけ効率化しても置き換えられません

実感として、仕事がスムーズに進むかどうかは、

人との関係性で決まることがほとんど

  • 休み時間の雑談
  • さりげない声かけ
  • なにげない世間話

効率だけ見れば「無駄」に見える時間が、現場を回しています。

きっと、どんな仕事も同じでしょう。

育休1年で気づいた、効率とは正反対の価値

私は、妻とともに1年間の育児休業を取りました。

りこぴん

効率とは、正反対の毎日でした。

予定通りに進まない。

作業は分断される。

全然寝ない次女を抱っこして、夜や早朝に家の周りを延々と散歩したのも、今ではいい思い出です。

それでも、人生全体で見た満足度は圧倒的に高かった。

この経験が、

効率は大事。でも、それがすべてじゃない

と思える大きな理由になっています。

投資で分かった、「増やす」より大事なこと

私は高配当株や投資信託を中心に、資産形成にも取り組んでいます。

1年間のダブル育休を取る決断ができた背景には、

  • 高配当株からの、ちょっとした配当
  • 投資信託の含み益

が、精神的な支えになっていたのも事実です。

とはいえ順調なことばかりではありません。

育休中、2024年8月のいわゆる「植田ショック」が直撃し、資産が一気に減りました。

普通に落ち込みました。

りこぴん

ラッキーなことに、たった数日でしたが。

そんな経験を経て、今思うのは、

投資そのものより、出費をコントロールしていたことが大事だった

ということです。

  • 生活水準を上げすぎない
  • 固定費を増やしすぎない

ここを意識していたため、資産の上下に振り回されすぎずに済みました。

数ヶ月の無収入期間を許容できたのも、生活コストを抑えていたからこそ。

投資は目的ではなく、

選択肢を残すための手段

そして投資を続けるためには、資金捻出のための基盤や、キャッシュコントロールが必要。

結局、「ラクして懐も余裕」なんて上手い話はないなと、実感中です。

タイパ重視でも、切り捨てたくない時間

  • 家族のためにタイパを意識する
  • 無駄な仕事を減らす

これは大切です。

一方で、

  • 同僚とのどうでもいい話
  • 子どもたちとの何気ない雑談

こうした時間にも、数字では測れない価値があります。

教育現場の人手不足も理解しています。

りこぴん

だからこそ、自分にできることは、できる範囲で続けたい。

ただし、

家族や自分を犠牲にしてまで頑張るのは、ちょっと違うのではないかと考えています。

子どもができた今、私の働き方は、私だけの問題ではありません。

おわりに|効率化は手段であって、目的ではない

iPadやMacによる効率化は、教員の働き方を確実に助けてくれます。

でも、それはあくまで手段ですし、仕事が爆速になる魔法の道具でもありません。

  • 何のために効率化するのか
  • 何を守りたいのか

ここを見失うと、楽になるはずの工夫が、逆に自分を追い込むこともあります。

仕事のスピードを上げるには、判断するための思考や、準備が必要。

なんのためにスピードを上げるのか」という思いも大事。

効率化しているのに、どこかしんどい……

そんな感覚があるのは、それだけのエネルギーを使っているからではないでしょうか。

大丈夫。

そのエネルギーは、無駄にならないはずです。

歩みをやめなければ、きっと、少し笑顔で働ける未来が待っていますから。

りこぴん

私も微力ながら、このブログを通して、先生たちの笑顔を増やすお手伝いができればと思っています。

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この記事を書いた人

・子持ちの30代小学校教員夫婦。
・夫婦で全学年の担任を経験済み。
・校務分掌の各種主任の経験あり。
・作業効率化のガジェットに興味あり。
・夫婦ともに、インデックス投資と高配当株投資を実践中。

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