はじめに
こんにちは。
りこぴんです。
しばらく前に思い立ってトラックボールマウスを導入し、自宅のMacBookと組み合わせてみました。
そのときの結論としては正直、
悪くないけど、やっぱりトラックパッドやMagic Mouseが自分には合っているな
という感想に終わりました。
そのときの記事がこちら。
 りこぴん
りこぴん使い始めたマウスのご紹介も、以下の記事内でしていますので、よければはじめにご一読ください。




ただしその後も使い続けて、ちょっとだけ考えは変わりました。
どんなふうに考えが変わったのか、今回は
教員によるトラックボールマウスの使用レビュー、続編!
ということで記事にまとめていきます。
職場では、輝く
Macとはあまり相性がよくないかな、と感じた私は、結局職場にTP550を持って行きました。
そして数週間、Windowsの支給PCとBluetooth接続して使ってみることに。
すると思った以上に快適でした。



とはいえ後述しますが、人を選ぶところはあると思います。
「マウスを動かさなくていい」は大きい
トラックボールマウスなら、カーソル操作の際に、マウスを動かす必要がありません。
このメリットは、教員の場合、職場でこそ生きるなと思いました。
職員室ではプリントやファイル、教科書を机に広げながら作業することが多いからです。
支給PCに付属する光学式マウスを使っていると、
- どこでマウス動かす!?
- ん?なんかうまく反応しない
といった「マウスの置き場所迷子」が起こり、割とストレスでした。
トラックボールマウスなら、マウスに手を伸ばし、ボールを転がすだけ。



思った以上に、マウス操作のストレスを感じなくなります。
ワイヤレスですので、コードが絡まることなく、机上を広く使えるのもいいですね。
資料を見ながらのPC操作が、捗るようになりました。
エルゴノミクス形状も、いい
エルゴノミクス形状で、握り心地がいいのも、よき。
しばらくマウスを握っていても、思った以上に疲れがありません。



これはMacと組み合わせたときでも感じたことですが。
先生たちって意外と、支給PCに向き合って作業する時間が長いものです。
疲れが少ないっていうのは、やっぱりおすすめポイントだと感じました。
減らせる疲れは、減らすべし、です。



私の場合は、職場でもできる限りは自分のMacやiPadで片付けちゃうことが多いので、この限りではないんですが(笑)
サイドボタンや横スクロールもかなり使える
これは、私が少々スペックにこだわって、TP550を導入したからこそのメリットです。


サイドボタンや横スクロールは、支給PCと組み合わせるとかなり便利。
教員の事務作業は、割とファイルの行き来をするし、謎に奥深くのフォルダまで潜っていかないといけないことがあります(割)
TP550のサイドボタンで、「進む・戻る」を使えると、いちいちカーソルを動かさなくていいのでかなり便利です。
そしてやはり横スクロール機能は、あってよかった。
ちょっと横に長いExcelデータ、意外と多くないですか?



私の場合、実は職員室の支給PCでしか扱えないデータにこそ、横長Excelデータが多い。
マウスホイールを「カチカチ」と横に倒すだけで、データの横移動ができると、これまたカーソル移動をしなくてよくなります。
作業のスピードが上がった実感がありますね。
ただ正直なところ、このような「進む・戻る・横移動」といった操作は、MacのトラックパッドやMagic Mouseのジェスチャーのほうが快適だと思うところはあります。



だからこそ私の場合、できる作業は自前のMacやiPadでやってしまいます。
しかし支給用の光学式マウスよりは100倍快適ですから、やはりおすすめ。
気になるところ
ただ気になるところは依然としてありまして。
ここが最終的な私の考えにつながって行きます。
練習がいる
トラックボールマウスを職場用デバイスとして使うためには、練習がいります。
私の場合、自宅で慣れてから持って行ったので不都合はありませんでしたが、初めて使うとちょっと戸惑うでしょう。



自宅で数十分使っていれば慣れましたが、練習が億劫な人には向かないかもしれません。
他の先生がたまに戸惑う(笑)
まれにですが、自分の支給PCを、他の先生が操作することありますよね?
その先生は、おそらく困ります(笑)
私の場合は、同僚が私のPCを操作しようとして、明らかに



ん!?なんじゃこりゃ!?
って顔をしてマウスを握るのをやめてました(笑)



とはいえ9割9分は自分が扱うでしょうから、私はそこまで気にしていません。
ポインティングにはやはり不向き
練習して慣れたとしても、やはりポインティング操作は、普通のマウスやタッチパッドが上かなと感じます。
- Word上での、図やイラスト移動
- Excelでのちょっと細かいセルや範囲選択
こういった作業には、けっこう細やかなボール操作が必要でした。



普通のマウスで選択したほうが早くて確実じゃん!と感じる人も多いかもしれません。
つまり:普通のマウスをすこしスペックアップするくらいでもいい?
ここまで考えると、教員が支給PCとトラックボールマウスを組み合わせるメリットは、「疲れにくくなる」という1点に絞られてきます。
私が使うTP550の、多機能ボタンやUSB-C充電の快適さは、トラックボールマウスだからというメリットではありません。
Excelのセル選択など、細かいポインティングに関しては、なんなら普通のマウスのほうがやりやすいと思いましたから。
実際に数ヶ月単位で試した上で、多くの先生におすすめできるのは、
- ワイヤレス接続可能である
- 握りやすい形状である
- サイドボタンや横スクロールといった機能を備えている
などの条件を満たす通常のマウスかもしれない、と感じました。



ひょろひょろと机上でコードが絡まる煩わしさが減るだけでも大きい。
マウスの性能を上げれば、感度が上がり、手首を動かす動作が減って疲れにくくなるでしょう。
あえてトラックボールマウスを練習しなくても、



十分快適〜!
と感じる先生は多いのではないでしょうか。
トラックボールを搭載していなければ、購入価格も多少抑えられますから。
ただ繰り返しますが、「マウスを動かさなくていい」ってのは、トラックボールマウスのオンリーワンなメリット。



疲れにくさに重点を置きたいなら、試してみる価値はあると思います。
おわりに
トラックボールマウスは、職員室の机の上を少し広く使えるようになる上に、PC作業の疲れを軽減してくれる有能デバイスです。
サイドボタンや横スクロール機能があれば、さらに快適度アップ。



すこしでも職場の作業環境を改善したい人は、試してみる価値アリだと思います。
ただし、
- 多少の慣れが必要なこと
- ポインティング動作は、正直普通のマウスがやりやすいかも
などには留意する必要があると思います。
留意点や価格を踏まえると、サイドボタンを備えたワイヤレスマウスを導入するくらいでも、十分快適さを感じられる先生が多いのではないでしょうか(笑)



個人的には、職場の支給PCとの組み合わせは満足感高し。
私のマウスレビューが、どこかの先生のお役に立てば幸いです。
ではまた!








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