はじめに
こんにちは、りこぴんです。
今回の記事をご覧頂いているのは、これから子育てに向かわれるか、もしくは仕事と子育ての両立にお悩みの先生でしょうか。
教員を続けながら子育て、できるのかな…?
教員って忙しいけど、どんなふうに子育てすればいいのかな?
こんな気持ちになってある先生方、多いはずですよね。
教員の仕事って、本当に多忙。
量的にも、質的にも、精神的にも、非常にタフな働き方を求められる仕事です。
仕事で精一杯なのに、子育てまで増えるとなると、不安でいっぱいになりますよね。
我が家には保育園に通う子どもがいますが、夫婦共にフルタイムで学級担任をしたり、校務分掌の主任を務めたりしました。
大変さは、よくわかります。
今回の記事をお読みいただければ、
教員の仕事と、子育てを両立させるためにはどうすればいいか?
ということがお分かり頂けます。
私自身も、子育て中のパパ教員です。
これまでの経験や、失敗談をもとに、「こんな考え方で仕事に取り組むのがオススメだよ!」というお話をします。
ぜひ最後まで、ご覧くださいね。
教職と子育ては、両立できるか?
まずは結論から。
「これまでと同じような考え方で働いていては、到底両立できない!」
というのが答えになります。
だって、教員の多くは、ずーっと仕事してますからね。
言われなくても、分かってるわい!
という声が聞こえてきそうです(笑)
そこで、両立させるための対策を考えていきます!
教職と子育てを両立させるために大事なこと
教員としての仕事と、子育てを両立させるために大事なこととは、何でしょうか?
それは、
「考え方の変化」
です。
もちろん、早く帰るための時短仕事術はたくさんあります。
でもそれは、子育て教員としての「考え方」を身につけてから実行するものです。
ご自身を、車に例えて考えてみましょう。
車が走るためには、エンジンとタイヤが必要ですよね。
いくらいいタイヤを履こうとも、エンジンがなければ、そもそも車は走りません。
この「エンジン」にあたるのが、「考え方」!
まずは、子どもが産まれる前と、考え方を変えていくことが大事なんです。
では、どんな考え方をすればよいのか?
具体的に説明していきます!
身につけるべき考え方は、
・定時に帰るぞ
・好かれなくてもいい
この2つです!
※もし「さっさと時短術を知りたいよ!」という方はこちらの記事をご覧ください(笑)
考え方①「定時に帰るぞ」
「定時に帰るぞ」という考え方を持つことが、めっちゃくちゃ大事です!
「定時」と具体的に決めるのがポイント。
「できるだけ早く帰ろう」じゃダメです。
なぜなら、自分に甘くなるから。
きっと子育てをしようと思うと、早く帰ろうとはするでしょう。
ただ、「できるだけ早く帰ろう」程度の考え方では、経験上、うまくいきません。
このように言うのには、理由があります。
少し私の話をします。
きっかけ①「お迎え」というタイムリミット
娘が生まれてすぐのときのことです。
私は、
遅くまで職場に残ることはやめよう。
できるだけ、早く帰ろう。
と考えることにしました。
実際、あまりにも遅く退勤することは、なくなりました。
しかし、妻がうちにいて、自分が働くという状況に徐々に慣れてくると、だんだん自分に甘くなっていきました。
そんな理由から、少しずつ帰宅時刻は遅くなっていきました。
しかし私は、自分なりに頑張っているつもりでした。
「できるだけ早く帰ろう」とは、していたからです。
妻にも、「俺、頑張って早く帰ってるよ」という態度でいました。
しかし子どもを保育園に入れると、次のような考え方にガラッと変わりました。
「定時に帰ろう」
それはなぜか。
「17:30には職場を出ないと、保育園のお迎え時刻に間に合わない」
という条件がついたからです。
はじめは心配でした。
しかし、結構きちんとお迎えに行けています。
そりゃあ、この仕事をしていると、どうしても定時で帰れなくなってしまう事態はあります。
けれど、「お迎えは妻や祖父母に任せきり」という状態にはなっていません。
やろうと思えば、できるんです。
早くからこう考えていれば、娘が今より小さくて手がかかるときに、もっと家族の力になれたはずです。
きっかけ② 娘と二人きり生活
あるとき、一週間、私と娘の2人きりで過ごすことになりました。
なぜなら、私も娘もコロナウイルスに感染してしまったためです。
当時は異様に長い隔離期間がありました。
家から一歩も出られない日々。
初めて、丸一日幼い娘と過ごす毎日でした。
一歳半の娘は、可愛いかったです。
しかし、泣くわ騒ぐわ、ずっと一緒にいると、本当に大変。
正直、心の奥でこう思っていました。
妻、早く帰ってきてくれ!
17:00を過ぎると、その思いは爆発的に大きくなりました。
何度も、妻が帰ってこないか、窓の外を眺めにいきました。
妻の車の音がすると、すっごく安堵したのを覚えています(笑)
そのとき、私は身をもって感じたんです。
「一人で子育てする大変さと、心細さ」を。
2つのきっかけを経て
この2つのきっかけから、私は、「定時で帰るぞ」を自らのめあてにするようにしました。
もちろん、うまくいかないときもあります。
妻に「ごめん」って連絡して、遅くなっちゃう時だってあります。
しかし、
基本、定時を過ぎたら帰るようにすることができました。
細かい仕事テクニックよりも、まずは「定時で帰ろう」って考え方を持つことが大事だと、身をもって感じます。
本気で思うと、自分に合った効率的な仕事の進め方を、進んで考えるようになります。
思いは、強ければ強いほどいいです!
エンジンの出力が高ければ高いほど、車の走りは良くなりますから!
考え方②「好かれなくてもいい」
「好かれなくてもいい」って考え方を持つことが、子育て教員に必要な第二のエンジン。
「人に好かれたい」って気持ちが、定時で帰ることを難しくさせるからです。
定時で帰るのが難しい理由
そもそも教員が定時に帰りにくいのは、なぜでしょうか。
業務量の多さが、いちばんの理由であることは間違いありません。
しかし、こんな思いが、少なからずありませんか?
まだみんな残って頑張ってるから、自分だけ帰るのは悪いなあ…
思っちゃいますよね。
しかし、定時で帰るのは、全く悪いことではありません。
良くないのは、
周りのことを考えているようでいて、実は自分のことを考えているところ
です。
「自分だけ帰るのは悪い」という考えの奥底には、
「みんなと足並みを揃えて、みんなに好かれたい」
という思いが少なからずあるはずです。
そんな思いが生まれちゃうのは分かります。
ただ、早めに帰宅するべき子育て教員には、断じて不要な感情!
やるべきことが終われば、さっさと帰りましょう。
早く帰ったって、大丈夫
早く帰りたいからって、提出物を出さなかったり、人からの頼まれごとを全て断ったりしていたりしては、角が立ちます。
けれど、最低限やってれば大丈夫。
職場での人間関係は、早く帰るか遅く帰るかでは決まりません。
「どれだけ誠実に仕事したか」
「どれだけ気持ちよく同僚と接することができたか」
で決まります。
だから、「好かれよう」と思わなくて大丈夫。
誠実に仕事してれば、あなたを嫌いになる人なんか、ほとんどいないはずです。
むしろ、さっさと仕事を終わらせて、颯爽と子どものために帰るあなたを見て、勇気をもらえる同僚だっているかもしれません(笑)
自分は毎日、爆速で職場を出ています。
「仕事、早いね」と褒められたこともあります。
書類の提出を忘れて、叱られてしまったこともあります(笑)
注意されたのは、期限を忘れていたのが原因だから、当たり前。
早く帰ったこと自体が悪いわけではありません。
定時に帰っていなかったときの自分
「できるだけ早く帰ろう」としか考えていなかったときの自分は、間違いなく周りの目を気にしていました。
家族のことよりも、仕事や自分のことを考えていました。
「もう帰ったら、他の人に悪いな」
「もう帰ったら、一生懸命仕事してないと思われるかも」
こんな思いが、少なからずありました。
子育て教員としての働き方ができなかったのも、当然です。
数年前にタイムスリップできるなら、自分に言いたいですね。
って。
おわりに
いかがだったでしょうか。
教員が子育てと仕事を両立させるためには、
・定時に帰るぞ
・好かれなくてもいい
という2つの考え方が大切だという理由が、お分かりいただけたでしょうか。
この2つの考え方は、子育て教員を動かすための、エンジンとなる考え方です。
細かいやり方を身につける前に、まずこの考え方を身につけましょう。
きっと、家族との時間をたくさん作れるだけでなく、仕事のスキルも上がっていきますよ。
一緒に、いい仕事と、いい家族づくりをしていきましょうね!
ではまた!
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