はじめに
こんにちは。
りこぴんです。
私たちは、家族で資産形成に励む、30代の教員夫婦。
りこぴんできる限り倹約を心がけ、資産の多くを投資に回しています。
我が家の月々の労働収入に対し、生活にかけているお金は3割程度というところでしょうか。
教員共働きの馬力も生かし、一般的なペースよりは少々早めに資産を築き上げてきています。
そんな我が家が今回の記事で紹介するのは、教員夫婦にとっての
「マイホーム」
に対する考え方。
しかし上の子の小学校進学が見えてきて、下の子も大きくなり、どこかのタイミングで引越しは検討しています。



そんな状況の中での見解。


我が家なりの知識や、投資に励んできた経験を生かしてお話しますので、興味がある方は最後までご覧くださいね。
マイホームに否定的ではない
まずそもそもですが、
我が家はマイホームを持つことに否定的ではありません。
子どもを持つと、やはりマイホームの広々感や快適さは魅力的だと感じます。





私も妻も、地方の戸建て住宅で子ども時代を過ごしましたからね。
資産形成面では、



お金がかかりまくるマイホーム購入なんてとんでもない!
って思う人が多いみたいですが。
私たちのような地方住みにとっては、「家族=マイホーム」のイメージはかなり強いです。
持ち家・賃貸論争
持ち家、賃貸論争の決着はシンプルで、
- コスパや管理のラクさを重視するなら賃貸。
- 所有感や開放感、個人のこだわりを重視するならマイホーム。
だと思っています。
我が家はレアキャラ
ちなみに我が家の場合、同年代で仲のいい教員夫婦が10世帯程度はいるんですが、
そのほとんどがマイホームを購入済み、あるいは検討中です。
我が家は、周りではちょっとレアな、「まだ家を買ってない子持ち教員世帯」ってわけです。



しかも住んでいる物件もちょっと古くて狭い(笑)
それだけに、「マイホーム、いいなあ」って思う気持ちは少なからずあります。
「マイホーム=家族の幸せ」ではない
とはいえ「マイホーム=家族の幸せ」ではない、ってことは頭に置いておくべきだと思っています。
マイホームによって、快適さや気持ちのよさを得られるのは事実。
しかし、家族が幸せになるための絶対条件というわけではありません。
マイホームを購入した知り合いたちとしょっちゅう話しますが、
- お金のこと
- キャリアのこと
- 今後の家族のあり方
などなど、それぞれに悩みや不安を抱えているもの。
いろんな教員夫婦の話を聞いていて、マイホーム購入が幸せの終着点ではないなと、しみじみ思います。



むしろスタートラインなのかも?
逆に我が家は、今後の住居問題で悩んではいますが、「けっこう幸せだよね?」と感じる瞬間は多いです。
ときに喧嘩はありますが、お家での家族時間を、割と楽しく過ごせています。
ありがたいことに、家族ぐるみで友人と会ったり出かけたりする機会も多く、外とのつながりも持てています。
住居費にほぼお金をかけていないため、急な出費に大きなストレスを感じません。



夫婦で一年間の育休を取ることもできました!
家を買ってないからって、「自分たちは不幸せだ」なんてまったく感じていません。
(言わずもがな)お金がかかる
これは言わずもがなですが。
昨今のインフレも関係し、新築注文住宅はとにかくお金がかかります。
夫婦一人ぶんの月収が必要
新築注文住宅は、私たちが住む地方でさえ、土地代込みだと4~5000万程度。



6000万近くかけている夫婦もちらほら。
たしかに教員夫婦は、おそらくわりと優遇条件でローンを組むことができるし、夫婦共働き前提ならGOが出る金額です。
しかし重くのしかかるのも事実。
たとえば35年ローンを組むとして、教員が借りられそうな利率で単純シミュレーションすると、
月々の支払いは14~15万程度
となります。



総支払額は、利息で1000万弱の上乗せになる計算です。
ここに
- メンテナンス費
- 将来の修繕に備えた貯蓄
- 固定資産税
- 保険
なんかが加わってきます。
これらの追加出費を月々の支払いに換算すると、数万円になるでしょう。
さらに家以外に、
- 教育費の積立
- 車のローン・維持費
あたりがあることも考慮すると、いくら教員共働きの馬力とはいえ、余剰資金はあまりできないはず。
おそらく30代教員夫婦ですと、月々の支払いだけで夫婦片方分の収入か、それ以上の額がかかってくるのではないでしょうか。
「家のために働く」必要が出てきます。
重たい利息



ローンの返済期間を伸ばせばいいじゃん!
負担はだいぶ軽減されるでしょ?
と思われる方もいるでしょう。
たとえば50年ローンにすれば、月々の支払いは10~12万程度となります。
35年ローンよりも月々の負担は数万ほど軽減される形です。
ただし利率によりますが、総支払額は7000万にのぼり、利息だけで2000万程度上乗せ(!)される計算に。
利息の重さは、けっこうなインパクトではないでしょうか。



私たちのように地方住みの教員だと、月々にこの半分の出費で、かなりいいところの賃貸物件を借りられます(笑)
家賃補助が出ますからね。
80歳までローンを返す?
そもそもですが、50年ローンはかなり長いです。



支払い終わるときには80歳くらいでしょうか。
繰上げ返済やボーナス払いをしたとしても、人生の末期までローンの支払いが続くことになります。
その頃には、収入はゼロか、あってもほどほどでしょう。
なかなかに大きな心理的負担ではないでしょうか。



そんなお金のことばっかり気にして!
家族のためなんだから、ここにお金をかけないで、どこにかけるの!
って声が聞こえてきそうですが、それはたしかにその通りです。
我慢ばかりはよくないです。
ただし先述の通り、決して「マイホーム=家族の幸せ」ではありません。



幸せは、家ではなく、そこに住む家族自身がつくりあげていくものですから。
それにこれだけの期間やお金がかかることは、紛れもなく事実です。
きちんと数字で理解しておく必要はあると考えます。
賃貸暮らしや中古物件だって、悪くない
ここまで考えてはっきり言えるのは、
家族の幸せには新築の綺麗なマイホームが必要だ!
となんとなく思い込む必要はないんじゃないか、ということです。
賃貸生活も、けっこう快適
いい立地のいい物件で、賃貸生活をエンジョイするのも悪くはないです。
教員であることの特権は、使うべし。


条件のいい物件に住んでも、おそらく持ち家よりはかなり出費を抑えられるでしょう。



戸建てタイプの物件もありますしね。
家を持つと発生する、メンテや修繕の手間も、賃貸なら一切発生しません。
物件が良ければ、生活満足度も高いはず。
気分やライフスタイルの変化によって、いつでも移り住めるのも大きなメリット。
引越し代はかかりますが、住宅の維持費に比べれば安いもんですし、心理的負担はほぼありませんね。
中古戸建もいいのでは?
とはいえやはり気持ちの問題で、



家は欲しいよー!
と思うなら、中古物件という選択もあります。
中古とはいえ、築浅の「ほぼ新築」状態の物件は意外とあります。
家の購入費をかなり抑えられるでしょう。



新築プレミアムが剥落しているのは、けっこう大きい。
築20年以降まで許容できれば、リフォーム費用を加算してもだいぶ値頃感が出るはず。


ほぼ土地代と、わずかなプラスαと化している物件も数多くあるでしょうから、金銭的負担はかなり抑えられます。
価値観を知るべし
家は、人生をかけて支払いが続く大きな買い物。
ここをうまく抑えられると、日々の心の余裕が生まれるはずです。



いろんなライフスタイルを検討してもいいのではないかと考えます。
たとえば、



家族ができたら、休日には広い庭で、遊んだりBBQしたりするのがずっと夢だったんだ!
というなら、マイホームは必要だけど、新築・注文住宅がマストではないですよね。
広い庭を持つ中古物件を探してみるとか、庭つきの建売住宅を検討するくらいは、やってみる価値アリです。
家族の価値観や願いを、よく知ることがスタートだと考えます。
検討した上で、必要なら、新築マイホームをゲットすべし
その上で、
- 家族の幸せのためには、やっぱり新築マイホームが必要だ!
- 自分たちの人生には、こだわりの新築マイホームがあったほうがいい!
と考えるなら、素敵な選択になることでしょう。
教員であれば、比較的条件がいいローンを組めるはずですからね。



これから本当にインフレが進行するなら、早めに必要な買い物をしておくのは、悪いことではないと考えます。
まとめ
教員夫婦にマイホームは必要か?と言われると、
生活満足度は上がるだろうけど、必須ではない
というのが答えになると思います。
マイホームがあるから幸せになるわけでは、けっしてありません。
幸せをつくっていくのは、ほかでもない家族自身です。
ここを忘れてはいけない。



その幸せづくりにマイホームが欠かせないなら、むしろ早く決断して早く手に入れるべきでしょう。
とはいえその額が高額だと、今後数十年に渡って「家のために稼ぎ続ける必要がある」があり、心理的負担になるのは間違いありません。
悲しいことに、教員は心にダメージを負ってしまうことが多い職種ですからね。
負担は少ないほうがいい。
賃貸や中古住宅でもよければ、その負担は減るわけです。



家族ができたから家建てなきゃ!
くらいの思い込みで突っ走るのではなく、じっくり考えてみてはいかがでしょう。
ではまた!








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