【椅子は机の下に!】安定した学級づくりにつながる、おすすめ指導!

目次

はじめに

こんにちは。

りこぴんです。

今回は学級経営系の小ネタ。

椅子は、机の下に入れさせましょう

というお話をします。

子どもが立った瞬間、無意識に椅子を机の下に入れる

ようになるまでがゴールです。

りこぴん

小さな指導ではありますが、とっても大事。

いったいなぜでしょうか。

今回の記事では、

  • 椅子を机の下に入れさせる指導は、なぜ大事なのか
  • 具体的に、どのような指導・声掛けをしていくのか

解説していきます。

この指導を意識しだしてから、学級内でのトラブルは、確実に減りました!

すこしでも学級経営をスムーズにすすめたい!

という先生にとっては、突破口になるかもしれません。

ぜひ最後までご覧くださいね。

ストレスレスな教室は、いい雰囲気になる

なぜ椅子を入れさせる指導は大事なのかというと、

教室が整って見えるし、教室内で動きやすくなるから

です。

椅子を入れさせると、教室のスッキリ感が生まれます。

このスッキリ感が、子どもたちの落ち着きを生むんです。

ストレスレスな教室は、いい雰囲気になります

逆に椅子が無造作に放置されてあると、なんとなく教室は雑然とした雰囲気になります

りこぴん

今よりも学級経営に苦労することが多かった駆け出しの頃は、間違いなく、椅子を出しっぱなしにしてる子が多数いました(笑)

経験上、この指導は、はじめるのに遅すぎるということはありません。

いつでも始める価値があります。

具体的な指導の仕方

ここからは、具体的な指導の流れを紹介していきます。

超簡単です。

みんなの前で、椅子を入れていた人の人数を言う

これだけです。

移動教室とか、休み時間のあとなんかが効果的。

例として、移動教室のあとに指導するケースを考えてみましょう。

りこぴん

私なら、こんなふうに言います。

14人!
これ、なんの人数かわかりますか?
…さっき、席を立った後に、椅子を入れていた人の数です。
できてた人、素晴らしかったですね。
できてなかったかもしれない!
と思う人は見に行っておいで。
どうぞ。

私の経験では、7〜8割の子が見に行っちゃいます(笑)

この指導には、いくつかポイントがあります。

具体的事実を伝えたこと

椅子を入れていた人・入れていなかった人の数は、客観的な事実です。

数字を使って話すと、話がより具体的になり、説得力が生まれます。

椅子入れてない人、多かったぞ〜

ってざっくり言うより、断然おすすめです。

椅子を入れていた人を褒めたこと

指導の中で、椅子を入れていた人を褒めました。

りこぴん

意識してやっていた子は、きっと嬉しいはず。

基本的には、叱るより、褒めた方がいいですからね。

「見に行っていいよ」と声掛けしたこと

「椅子を入れてきなさい」ではなく、「見に行っていいよ」と声掛けしました。

ストレートに言うよりも、物腰が柔らかくなるし、自発的な行動を促しているニュアンスになりますよね。

椅子を入れさせた後に、

いま見に行って、入れてきた人も素晴らしいね。行動を変えたね。

って褒めるところまでセットでできます。

理由もセットで話そう

なにごとも、指導する際は、理由をセットで話すのがおすすめ。

りこぴん

今回の「椅子を入れさせる」も同じです。

どんなふうに話すか、解説していきます。

ふたつの理由を伝えよう

おおきくふたつの理由を伝えます。

  • 災害時の避難ルートを確保するため。
  • 周りの人への心配りのため。

具体的には、私なら、こんな話し方をします。

椅子を入れるの、めんどくせーって思う人もいるよね?
でもしないといけません。
なんでかわかる?
…理由は大きく2つです。

ひとつめは、火事なんかの、いそいで逃げなくちゃいけないときのため
椅子が出てたら、さっさと逃げられないでしょ?
命にかかわるよね。
だから、椅子は常に入れておきます。

ふたつめは、周りの人のため
椅子が出てたら、教室のなかを動きにくいよね?
だれかの椅子を、またいで動かないといけなくなる。
椅子を入れるってのは、周りの人への思いやりになるんです。

だから、椅子は入れてくださいね!

こんなふうに理由をしっかり話せば、7〜8割の子は納得して、意識してくれます。

実際、後者の理由は、けっこう影響大で。

無造作に放置されてある椅子によって、

  • 誰かが引っかかって、悪態をつく
  • むりに飛びこそうとして、怪我する

なんてことは、わりとよくあります。

りこぴん

トラブルの元でしかないんですよね(笑)

ちいさなトラブルや不満が続くと、学級全体にストレスが溜まっていきます。

トラブルの元は、なくしておきましょう。

あとは、できてる人数を言うだけ

このように理由まで話をしておけば、次からはかんたん。

今できてたのは、◯人でした

ってみんなの前で言うだけでいいです。

それだけで、

やべっ、忘れてた

とか、逆に

俺はやってたもーん

という表情をするようになります(笑)

指導はたったの数秒!

言うか、言わないかです。

とにかく根気はいる

椅子を入れさせる指導に、とくべつな技術は必要ありません。

ただ、ちょっと根気が入ります

私の感覚では、最低二週間

りこぴん

1か月程度は、持続的な声掛けが必要です。

  • 今日は◯人でした
  • あれ、◯◯さん、なんか忘れてない?
  • ◯◯さん、今日3回目!!(笑)

とか、いろんな言い回しで続ける必要があります。

ただ、半月以上粘れば、「椅子は入れようね」って雰囲気ができあがるので、一気にラクになるはず。

りこぴん

ぜひ根負けせずに、言い続けてください!

おわりに

椅子は、机の下に入れさせましょう。

細かいことかもしれませんが、教室の雰囲気作りに大きく影響する指導事項です。

スッキリ感があり、快適に動ける教室は、子どもたちにも先生たちにもきっと笑顔を生んでくれますよ。

すこし根気は試されますが、取り組む意味がある指導だと思っています。

ぜひ取り組んでみられてくださいね。

りこぴん

繰り返しますが、はじめるのに、遅すぎるってことはありませんから!

ではまた!

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この記事を書いた人

・子持ちの30代小学校教員夫婦。
・夫婦で全学年の担任を経験済み。
・校務分掌の各種主任の経験あり。
・作業効率化のガジェットに興味あり。
・夫婦ともに、インデックス投資と高配当株投資を実践中。

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