【時間の使い方】育休を取得して半年経つ男性教員が思うこと

目次

はじめに

9月も後半となり、ずいぶん涼しくなりました。

いよいよ1年間の育休も折り返し地点かあと。

月日が経つのは早いなと感じます。

長女はほぼトイレをマスターしましたし、次女はつたい歩きを習得しました。

りこぴん

着実にレベルアップしていく我が子を眺めるのは、とても楽しいです。

さて今回も、1ヶ月の振り返りをしていきます。

効率も、非効率も、どっちも大事!

ここ最近私が考えたことは、

効率の良さも、非効率さも、どちらも大事

ってことです。

何それ?効率はいいほうがいいでしょ?

って思いますよね。

その通り、効率はいい方がいいです。

りこぴん

なんなら私は、このブログで、効率よく働くための考え方や方法を随時発信しています。

しかし育休に入ってから、

効率も、非効率も、どっちも大事

とも思うようになりました。

ここ最近、『モモ』(ミヒャエル・エンデ作)を読んで、改めてそう感じます。

なぜ「効率化だけが大事じゃない」と考えるのか、もう少し具体的に話します。

りこぴん

現場で働く教師にも、通ずるところがあるかなあと思います。

よかったら最後までご覧くださいね。

『モモ』を読んで

『モモ』(ミヒャエル・エンデ作)は、読書好きならいちどは作品名を聞いたことがある名著でしょう。

りこぴん

ちょっと分厚いので、育休中じゃなければ読もうと思わなかったかもしれません。

自分の時間の使い方について考え直すことができました。

『モモ』ってどんな話?

知らない方のために、一応。

りこぴん

ネタバレもあるのでご了承を。
有名なお話なので、いいかな?(笑)

『モモ』は、時間泥棒によって人々の時間が奪われ、心の余裕を失った世界で、時間を取り戻すために少女モモが立ち上がる物語です。

作品の中で、「灰色の男たち」に時間の大切さを吹き込まれた大人たちは、何よりも効率を大事にするようになります。

無駄話を一切やめた、スピード重視の接客をしたり。
ひとつひとつに工夫を凝らすのではなく、同じものを大量生産したり。
家族や子どもと触れ合う時間を、仕事にあてたり。

少しでも時間を生み出そうと、躍起になっていく大人たち。

そうしてだんだん、少しでも時間を無駄にすると、不機嫌でイライラするようになっていきます。

育休中の時間の使い方は、悪くない

読んでいて、なんだか仕事でいっぱいいっぱいだった自分を思い返すなあ、と感じてしまいました。

自分なりに、タブレットを活用したり、効率的な学級運営システムを導入したりして、時間を生み出す工夫はしていたつもりです。

しかし余裕はありませんでした。

保育園のお迎え時間というタイムリミットがあったので、つねに時間に追われる毎日。

挙げ句の果てには、注意不足のミスで余計に仕事を増やしてしまったり、子どもとのコミュニケーション不足が原因のトラブルが起こったり。

りこぴん

繰り返しますが、いっぱいいっぱいでした(笑)

なんだかイライラしてしまったり、うまく仕事と家庭を両立できない自分に落ち込んじゃったりすることが多かったです。

育休に入ってからは、効率化とは無縁の毎日を送っています。

幼い次女をひたすら抱っこして歩き回ったり。

戦隊モノにハマっている長女と、よくわからない遊びをしたり(笑)

でも、充実感はあります。

私は、娘たちがぐずったり遊びたがったりすると、正直、

「ああ、この時間に明日のご飯つくれるよなあ」
「掃除終わらせちゃいたいなあ」

とか思うことがあります。

りこぴん

仕事やってるときのクセで、効率化を考えちゃってるんでしょう。

でも、家族との時間を大事にしたい!と思ってとった育休です。

妻や子どもと向き合う時間を、いちばん大事にするべきはず

ゆったりと妻や子どもと話す時間は、とっても価値ある時間なんだと思います。

割とすぐイライラしちゃったり、落ち込んじゃったりする私は、効率を最優先にするのではなく、もっと時間をゆったり使ってみてもいいのかなと感じました。

きっと、仕事もいっしょ

この考え方は、仕事をする上でもいっしょなのかなと思いました。

教育は、コミュニケーションの上に成り立つ仕事。

何でもかんでも効率化できるわけありません

じっくり時間を取ることが必要になるときもあるでしょう。

担任する子どもたちにあった、授業や生徒指導を考えるときとか。
保護者や同僚と話し合うときとか。
学校行事を、より手間なく充実した内容にしたいときとか。

そうした、時間がかかる仕事を行うときも、相応の価値があると思って取り組んでいくといいのかなと思いました。

むしろ効率を無視してじっくり時間を使うからこそ、今後をよりよくするきっかけになるかも。

りこぴん

そう思えば、多少時間がかかっても、イライラすることは少なくなるかもしれません。

効率も大事!

とはいえ、効率も大事だと思います。

りこぴん

子育てしてなくても、常に時間と勝負の学校現場。
無駄にする時間などありません。

事務作業に時間をかけるなら、

子どもや保護者と向き合う時間を取るべきです。

早く帰り、自分の時間や家族との時間をつくるべきです。

小さな作業のやり方を工夫することで、時間は生み出せます。

『モモ』に出てくる灰色の男たちがいうことは、間違ってません。

しかし、効率化に追われて、時間の余裕をなくし、作中の大人たちのようにイライラしてしまうようでは本末転倒。

私たちがやるべきは、効率化を取り入れた上で、生み出した時間を、他の何にあてるか考えることだと思います。

たとえば今の私は、子育て教員ですので、生み出した時間の多くは自分の家族にあてることになるでしょう。

しかし日中は、もっと教室で向き合う子どもたちにも時間をとりたいと思うものです。

おわりに

効率も、非効率も、どっちも大事!

最近感じることです。

時間を生み出す工夫は、確かに大切だと思います。

しかし、非効率さの中にこそ、今後を打破するきっかけがあるかもしれません

ゆったりした時間の中にこそ、安らかな自分が見つかるかもしれません

効率化も大事にしながら、ここぞというときには時間を使う。

そんな親であり、社会人でありたいなと思うようになりました。

りこぴん

育休中のパパ教員の考えです。

現場の先生にも、自分が思ったことが、何か役に立てばいいなあ。

ではまた!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

・子持ちの30代小学校教員夫婦。
・夫婦で全学年の担任を経験済み。
・校務分掌の各種主任の経験あり。
・作業効率化のガジェットに興味あり。
・夫婦ともに、インデックス投資と高配当株投資を実践中。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次