男性教員必見!育休不安・お悩み解決Q&A【2回取得した経験談】

目次

はじめに

最近、男性が積極的に育休を取得することが注目されていますね。

でも正直、男性教員にとっては少しハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。

周囲の目や、復職後のキャリアについての不安を抱くことがあるかもしれません。

しかし、育児は家族の大切な時間であり、男性教員にとっても貴重な成長の機会です!

りこぴん

私は、1ヶ月間と1年間、2回の育休を取得した男性教員。

本記事は、

  • 長期(具体的には1ヶ月以上)の育休取得を検討している
  • 既に育休を取っている

男性教員の皆さんへ向けた、不安・お悩み解決の記事です。

旦那に育休を取ってもらいたいんだけどなあ……

と考え中のママ教員にも、男性側の立場からの考えと思って読んでいただければ。

Q&A方式で取り上げ、実体験から得た考えを解説します。

ぜひ最後までご覧くださいね。

よく聞く悩みBest 5

本記事では、こんなお悩みに対しての答えを述べていきます。

  • 周囲の反応は?
  • 収入面の不安は?
  • 今後のキャリアに響く?
  • 職場復帰は大丈夫?
  • 育休取って、どう?
りこぴん

意外と、周囲の教員仲間には聞きにくいことも含まれてるんじゃないでしょうか。

順番に解説していきますね。

周囲の反応は?

私の場合、嫌なことは言われてません

業務面では大変なこともありましたが。

同僚

かなり好意的でした。

えーっ、子育てがんばってくださーい

とか、

うわーっ、いいですねーっ!

って言ってくれる人ばかり。

知り合いのパパ教員からも、

いいなあ〜

って羨ましがられました。

家族

妻は喜んでくれたと思います。

それぞれの実家からも、困ったことは一切言われませんでした。

私の両親が、

そういう時代よね~。

って言ってたくらいのもんです。

上司

管理職からも、取ること自体には、一切嫌なことを言われていません。

先生の代わりがね〜、見つからなくてね~

とか、

休む前に、◯◯はやっといてね!

とか言われて、く〜ってなることはありました(笑)

まあこれはしょうがないことかなと。

りこぴん

自分が管理職でも言いたくなるでしょう。

けれど、代わりがいないのは自分のせいではないし、休むために仕事のやりくりをするのは当たり前です。

1ヶ月間と1年間、2回の育休を取った身からすると、年度途中の1ヶ月の育休を取った時の方がだいぶ大変でした

りこぴん

思い切って1年まるまる休む方が、期間は長いけど、意外と気は楽でしたね。

でもここら辺は、業務上の大変さの話。

取ること自体に、嫌なことを言われた覚えはありません。

保護者

保護者からも、嫌なことは全く言われていません。

むしろ

子育てがんばってくださいね!

と言ってもらえました。

ただ、1ヶ月の育休を取る際には、

先生がいなくなる間の1ヶ月、◯◯が心配で……

とか相談を受けたことはあります(笑)

でも、これも育休の取得自体を悪く言われたわけじゃないです。

りこぴん

休みに入る前に引き継ぎしてもらえませんか、みたいにお願いをされただけ。
全然困りはしませんでした。

収入面の不安は?

収入面の不安は?に対する答えは、

生後半年までの育休なら、まったく不安に思う必要はなし!

です。

それ以降の取得に関しては、準備が必要。

生後半年までの育休なら、毎月、給与の7~8割程度は手当が出るからです。

ただし家賃補助など、「補助」と名のつく手当は出なくなるのは注意。

それでも、経験年数や年齢によりますが、ひと月20万円近くはもらえるのではないでしょうか。

りこぴん

普通に働くより収入は減りますが、児童手当も出ますし、数ヶ月の生活に困る金額ではないかと思います。

しかし生後半年以降の手当金は、給与の50%

子が1歳を過ぎると、手当は出なくなります

子が3歳になるまでは育休を延長することができますが、この辺になると、家計が気にかかるところでしょう。

たくわえや、やりくりが必要です。

我が家の場合は、数ヶ月無収入となることも受け入れ、ダブル育休を選択しました。

りこぴん

我が家の出費を見直したり、今後のやりくりを考えたりするいい機会になったので、後悔はありません。

今後のキャリアに響く?

この問いに対する答えは、

響くかもしれない

です。

育休を取るとなると、そのぶん、仕事の経験を積む機会は減ることになります。

育休を取らずに仕事していた人と、経験の差が生まれて、キャリアに響く可能性はもちろんあるでしょう。

どの仕事でもそうでしょうけど、キャリアアップのためには、大きな仕事の経験や、専門性が必要です。

教員の場合は、

  • 主要な校務分掌を担ったことがある
  • 大きな研究をしたことがある
  • 長期にわたる研修を受けたことがある

などでしょうか。

このへんがキャリアアップに必要な経験だと思います。

大きな研究ごとや、研修の話は、長期の育休を取る予定の教員には受けさせられないでしょう。

私の場合、育休を取ることを決める前までは、管理職から

来年度は◯◯を……

とか

来年度に◯◯って話が来てるんだけど……

とか、

ちょいちょい次年度の仕事の打診がありました。

りこぴん

が、育休をとっちゃったので、結果的に断ったことになります(笑)

大きな仕事を経験できるかどうかは、正直、運やタイミングも大きいです。

受けなかったからキャリアに響くと言われれば、そうなのかもしれませんね。

ただここからは、完全に私の考えになるのですが。

教育現場は、人手不足です。

やる気のない人だっています。

育休後も、キャリアアップを目指したり、仕事を前向きにがんばったりするだけで、十分活躍できるチャンスがあると思いますよ。

むしろ自分の周りの「男性でも育休とるぞ」って動いた数人の知り合いは、みんな行動派で優しい先生たちっていう印象です。

りこぴん

自分からアクションを起こせる人は、どんな仕事であろうと、貴重な人材になれるはず。

それに、女性教員の管理職や重要役職だって多いですよね。

2回や3回育休を取った経験がある、という人は少なくありません。

男性が『育休を取ったからキャリアに響く』と心配するのは、そういった、現在第一線でバリバリ働く女性教員の方たちに失礼かなという気もします。

りこぴん

みなさん、しっかりキャリアアップしているわけですから!

長期の育休が、今後のキャリアに響く可能性は、ないとはいえません。

けれど、逆に「家族のために長期の育休を経験した」ってことが、意外と仕事のどこかで役立つ可能性も。

今のところ、男性教員の長期育休は少数派ですからね。

りこぴん

少数派って、貴重ですよ。
どんな仕事でも。

きっと、家族にとっても教育現場にとっても、『育休を取った男性』は財産になると思います。

職場復帰は大丈夫?

職場復帰は、大丈夫!です。

全く問題ありません。

仕事はたっぷりあるし(笑)、育休を取ったからって自分の過去の仕事経験は消えません。

先述の通り、教育現場は人手不足。

きっと職場は、

よくぞ帰ってきてくれました~っ

って歓迎してくれるはずです(笑)

ただ、妻いわく、1年以上育休を取るとちょいちょい忘れていることは出てくるそう。

りこぴん

自分の職場用PCのログインパスワードを忘れてしまっていて、ログインするだけで半日以上かかったとか(笑)

復帰後どんな仕事を任されるかはわかりませんが、少しずつ感覚を取り戻していくくらいでいいかもしれませんね。

ちなみにですが、我が家は育休中も、けっこうプライベートで教員仲間と会ってます

りこぴん

情報がけっこう入ってくるので、あまり浦島太郎になりそうな感覚はありません(笑)

もし仲のいい先生がいるなら、育休中もたまに会うのはおすすめです。

素直に楽しいですし、復帰のハードルが低くなりますよ。

「育休中、先生たちや学校現場とは断絶したい!」という強い思いがあれば、その限りではありませんが(笑)

育休とってどう?

この問いに対する答えは、

めっちゃくちゃいいです。

とってもおすすめ。

家族との時間を思い切りつくれる上に、それなりの収入まで得られるんですから。

こんな機会、人生でなかなかありません。

りこぴん

教育現場を少し離れ、自分自身と、自分の家族を大切にできる大チャンスです。

もちろんさまざまな考え方があるでしょう。

夫には働きに行ってもらうくらいがちょうどいい!

とか、

家計のために、少しでも多くだれかが稼がないと!

とかって考えのご家庭もあるかもしれません。

しかし、少しでも育休を検討しているのなら、本当におすすめ。

幼い我が子との時間は、ほんのわずかしかないのですから。

りこぴん

親になり、子育てしていると、心から感じます。
子どもの成長は、あっという間です。

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回は、男性教員の育休取得にかかる不安やお悩みを、Q&A方式でまとめてみました。

育休を取得しても、嫌なことは言われません。

収入は、生後半年までは、あまり心配しなくていいです。

キャリアに響く可能性はないとはいえませんが、現状、活躍の機会は今後も十分にあります。

復帰後も十分働けます。

育休は、取ってよかったと心から思えます。

取得するまでも、取得してからも、不安や悩みはあるでしょう。

りこぴん

私も経験しているからわかります。

しかし育休の経験は、きっと大きな財産になるはず。

私の感覚ですが、教員は、他者を大切にする人が多いと思います。

人とかかわる仕事だからこそでしょう。

しかし事実として、教え子や同僚など、仕事にかかわる人たちに時間をかければかけるほど、家族との時間は失われてしまいますよね。

だから子どもが小さくて手がかかるときは、育休をとって、家族との時間を優先するのもいいんじゃないかと思います。

りこぴん

もちろん各ご家庭で、さまざまな事情があるでしょうけどね。

育休を取得した身としては、ほんと充実した時間を過ごせていると感じます。

家族も自分も仕事も大事にして、笑顔でいられるステキなパパ教員がひとりでも増えてくれたらなと思っています。

ではまた!

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この記事を書いた人

・子持ちの30代小学校教員夫婦。
・夫婦で全学年の担任を経験済み。
・校務分掌の各種主任の経験あり。
・作業効率化のガジェットに興味あり。
・夫婦ともに、インデックス投資と高配当株投資を実践中。

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