はじめに
こんにちは。
りこぴんです。
みなさん、授業でiPadは使っていますか?

持ってるけど、ぜんぜん使ってないわ



興味はあるけど、ほんとに役に立つの?
という方はけっこう多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんな方々に向けて、
iPadを授業で活躍させる使い道
を解説します。
すべて私が実際の授業でやってみて、
「授業の質が上がったな」
「効率的に授業を進められたな」
と感じた使い道です。
ぜひ最後までご覧くださいね。
ではいきます!
解説の前に:前提
本題に入る前に、前提から。
ご紹介する方法はすべて、
- iPad
- Apple Pencil(スタイラスペン)
- HDMIで接続できるプロジェクターや電子黒板
を使います。
授業にiPadを持ち出すなら、Apple Pencilもセットで使うべし!です。


デジタルデバイスなのに、アナログな手書き(手描き)も高いクオリティでいけるってところが、iPadを授業に活用する最大のメリットですから。
ということで、ここを踏まえた上で、具体的な使い道をご紹介していきます。
使い道1:ノートや原稿用紙の使い方指導
低学年で活躍する使い道ではないでしょうか。
ノートや原稿用紙の使い方は、口だけじゃなかなか伝わりません。



実物投影機で見せればいいじゃん!
って方はいるでしょうけど、角度や明るさの調整が地味に大変。



模造紙や、枠つきのホワイトボードなんかを使えばいいでしょ?
という方もいるでしょうけど、重かったりデカかったりで準備が手間。
そこでiPadと Apple Pencilです。
原稿用紙やノートをiPadでスキャンし、ノートアプリや純正のフリーボードなんかに貼り付けます。
あとはHDMIで繋いで写すだけ。
iPadによるスキャン写真ですから、画質は悪くないし、明るさや角度に悩む必要もありません。
これなら子どもたちにとってわかりやすい上に、準備は1〜2分あれば十分。



授業の合間にでも十分準備可能です。
実際、iPadをプロジェクターに繋ぐくらいの準備しかしてないのに、8割以上の子どもが、教えたとおりに原稿用紙を使えていました。
使い道2:国語のテスト解説
これは逆に中〜高学年で活躍する使い道でしょうか。
国語のテスト解説でも、iPadと Apple Pencilは活躍します。
国語のテストは、
- 本文の「どこ」から読み取れるのか
- 資料の「どこ」に情報があるのか
丸をつけたり、線を引いたりしながら解説したほうがわかりやすいです。
昔ながらの方法で、「問題用紙を拡大印刷し、ペンで書き込む」って方法はあるでしょうけれども、やはり準備が一手間。
それに問題文が小さくて、結局、席が後ろの子がよく見えないってこともあります。
iPadなら、問題文をささっとスキャンして、ガシガシ書き込むだけ。
しかもピンチイン・ピンチアウトが効くので、よく見せたい文だけ拡大するなんてことも容易です。



1〜2分準備するだけで、トークや板書だけの授業よりも、確実にわかりやすく解説できます。
- 教師と一緒に線を引く
- キーワードに丸をつける
といった作業が、わかりやすく進められるはず。
つまらなくなりがちなテスト解説・対策の授業に、ちょっと活気が生まれますよ(笑)



高学年でよくやってました!
使い道3:算数の図形領域
算数の、図形領域の授業で活用するのもおすすめ。
図形を移動・回転したり、線を書き込んだりしやすいからです。
- 面積の求め方
- 複雑な立体の体積の求め方
- 線対象・点対象
あたりの授業では、補助線が不可欠なので、とくに活躍すると思います。
たとえば、
- 線対象な図形の、対象の軸をどこに引くか考える授業
- 点対象な図形の、180度回転
- 三角形や平行四辺形の底辺を、どこと置くか考える授業
なんかでは、iPad上で図形を動かしながら授業したので、かなり活躍してくれました。
図形に関しては、



実物を操作させないと!
って意見はあるだろうし、その大切さもわかります。
とはいえ、画用紙や模造紙なんかで用意するのと比べて、圧倒的に準備の手間が省けるのは大きいです。



適宜活用してみてはいかがでしょう。
一人一台端末があれば、なにかしらの方法で、子どもに図形資料のデータを配ればいいかとも思いますけどね。
子どもたち一人ひとりが、手元のタブレット上で操作できるようになりますから。
まとめ
以上が、小学校教員の私がおすすめする、授業でのiPad活用術です。
どの授業活用術にも共通するのは、
- 具体物の移動や回転
- 手書き(手描き)作業
が必要な場面があるってこと。
iPadとApple Pencilは、かなり質がいい手書き(手描き)デバイスですからね。
ここを生かすのがポイントだと思います。
私の自治体の支給タブレットでは、iPadほどストレスフリーな手書き(手描き)作業はできません。
カメラの画質も正直よくないですしね(笑)



授業の質をできるだけ落とさず、日々効率的に授業を進めるためには、iPadが必要だと感じています。
個人的オススメは、単元を通して、同じフリーボード内にスキャン資料をどんどん貼り付けていくこと。
スペースを気にせず使える上に、以前の授業内容の振り返りもすぐに見せられます!
高性能タブレットであるiPad。
授業でもその良さを最大限発揮させてみてはいかがでしょうか。



ご紹介した活用シーンは、ほんの一例に過ぎません。
きっと先生自身に、時間と心の余裕ができますよ。
ではまた!
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